この第二集は、チェンバロ協奏曲のうち、2-4台のための作品を主に集めた2枚組です。
他楽器からの編曲ものが多く、今日では元の楽器へ復元した形で演奏されている曲(
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 など)もあります。
また2つのヴァイオリンのための協奏曲のように、原曲も残されている曲は、あえて2台のチェンバロ版(BWV1062)で演奏されることはめったにありません。
フルート,ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲BWV1044は、ブランデンブルク協奏曲第5番を思わせる編成ですが、オルガン曲からの編曲で、バッハにしてはやや構成に粗があります。
4台のチェンバロの協奏曲は、ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンのための協奏曲を、バッハ自身が編曲したものです。
これらは、特定の楽器のためにオリジナルに書かれた曲に比べると、「キワモノ扱い」とまでは言わないまでも軽視されがちで、コープマン自身も解説で、チェンバロが歌わせるのに向かない楽器となぜ決め付けるのか、と嘆いています。
しかしこれはこれでとても楽しい演奏だと思います。
BWV1061のようにチェンバロオリジナルと考えられる曲もありますし、バッハの協奏曲を一通り聴いてみたい方には、外せないディスクでしょう。