現今再評価目覚しいバッハ。モーツァルトとともに精神医学の音楽療法に利用されているバッハ。宗教改革以前の西欧の音楽の潮流を総合し、ドイツ古典音楽の道を拓いたバッハ。しいては現代音楽への影響も著しいバッハ。このベートーベンが「バッハは小川でなく大海だ(Bach はドイツ語で小川の意味)」と評したという、この西欧音楽の巨人を知る手軽な評伝である。本書は、バッハの生涯を述べた上で、作品群の紹介、作曲の方法、演奏の仕方、弟子の養成などを解説されていて、「バッハ評伝」としても古典である。年表、音楽一族と言われたバッハ一族の家系図、そして「主な作品一覧」が付され、手に取りやすい格好なバッハ入門となっている。