フリークス(畸形人間)趣味に満ち溢れた映画です。主人公のバットマンよりも登場する脇役たちが魅力的。ミッシェル・ファイファーのキャット・ウーマン、ダニエル・デビートのペンギン男、クリストファー・ウォーケンの実業家シュレック。クリスマス映画としても、バートン監督のアニメ『ナイトメア・ビッフォア・クリスマス』(1993)と合わせて高く評価されてよい作品。
第1作『バットマン』(1989)の興行的成功によって実現した第2作で、バートンは好き勝手に作ったようですが、興行史上最大の成功を収めました。
バートンは悪役を悪者としてではなく、平等に扱っています。バートンの本を書いた評論家ソールズベリーは、この映画を「ねじれた緊張、謎めいて底の知れない会話、著しく複雑なキャラクターたちに満ちている」と評しています。
バートンには首尾一貫した物語を語る能力がないという非難に対して、バートンはこんな風に語っています。 「フェリーニの映画にしっかりした物語の流れがあるかい?・・・いろんなことが一人一人違ったふうに作用することになる。だから自分なりの意見をもち、物事に対するいろんな基準をもったほうがいいんだ。」。カルト化した名作と言えます。