昔はアメコミをよく集めていて、このキリングジョークも原書で持っていました。
日本語版がニューカラーバージョンで発売されたと聞き、購入。
原書も引っ張り出してきて見比べながら読みました。
私の感想としてはどちらのバージョンも捨てがたい。前は色が飛び交う派手な彩色で狂気の世界という感じでしたが、
今回はジョーカーが生まれる苦悩がオーソドックスに描かれている印象になってます。
イラストレーターは昔の彩色が嫌いと言うことなので今回のほうがいいということなのでしょうが、おとなしくなりすぎた感じです。
ただ、肝心のラストは絶対今回のほうがいいので、トータルでニューバージョンは作品をよみがえらせる良い試みだったと思います。
併録されている「罪なき市民」をカラー化したのは蛇足だと思いました。
もともと
バットマン:ブラック&ホワイトという白黒が前提で制作されているコミックに収録されている作品で、強烈なコントラストが良かったのに、その良さが完全に失われてしまっています。
キリングジョークは短い話ながら、ジョーカーやバーバラに関する重要な歴史が語られているので、今後バットマンシリーズを理解する上でも必読の書だと思います。