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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
児童書の範疇を超えた名作。,
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レビュー対象商品: バッテリー (角川文庫) (文庫)
一人の天才少年の存在が、家族のみならず周囲の人々の人生をも変えてしまう。主人公は、ともすれば自己中心的な人物にも受け取れるが、13歳にして大人にさえ真似のできない強い意志と理想を持ち、ストイックなまでにそれを貫き通す。 その姿が、『あきらめること』を覚えてしまった私達大人には、眩しくもあり羨ましくもある。負けるなと心から声援を送りたくなってしまうのだ。 誰をも感動させてしまう程の彼の才能は、本人の知らない所で確実に人々に影響を及ぼしていく。 それが、彼と彼等にとって幸せなのか、不幸なのか?答えはわからないが、作者はそうして私達に、様々なことを問いかけてくる。 人生の中で選択に迷う時、大切なことは何か?そんなことを考えさせられる小説だ。 一人一人の人物設定と心理描写が素晴しく、誰に対しても自己投影できてしまう。つまり、それぞれの立場というものが哀しいくらい理解できるのだ。 それほど、作者は登場人物の全てに愛を注いでいるのだろう。 それが、読後温かい気持ちになれる理由だと思う。 現在、学校生活や進路に悩んでいる子供の世代はもちろん、そういう年頃の子を持つ親の世代が読んでも、充分面白く感動できる作品だ。 「児童書」というジャンルからは、確かにはみ出している傑作。 「野球物」「スポ根物」を読みたい人にはお勧めできない。 私は一気に続編まで読んでしまったが、『バッテリー』は、少年時代の様々な葛藤・家族愛・友情の裏に、時々ちょっとした社会批判・教育制度批判を織り交ぜながらも夢を見させてくれる、そんな愛のある作品だと思う。 できれば、大人になった巧や豪にも会いたい。
29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読む人による。,
キッズレビュー
レビュー対象商品: バッテリー (角川文庫) (文庫)
個人的には好きな作品。野球に興味はなかったが、この作品によって少しは興味を持てたと感じている。どこがそんなに良かったか。それは、心理描写である。 とにかく凄いとしか言いようがない。中学生の、少年の、ベースボールプレーヤーとしての心情が、しっかりと描かれている作品だ。それは主人公・巧にしてもそうだし、彼のキャッチャーである豪にしても同じである。私たちが中学生の時に感じたであろう、不安や些細な出来事に対する気持ちなど細かく書いてあり、非常に共感する部分が多かった。 私はこのように思うが、中にはBL的だとか野球小説ではないと考える人もいるだろう。 しかし、これから成長していく子供達にとって、こういう小説こそ読まれるべきだと思う。いろいろな世界、考えを知ることにより、豊かで自分なりの思考を持つことができるのではないのだろうか。 これからも、是非この作者に注目していきたい。
32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
久々にすごいと思える本に出会った,
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レビュー対象商品: バッテリー (角川文庫) (文庫)
たまたま出来た空き時間に、ぶらっと本屋に入り、平積みされていた文庫で一番高く積まれていたので、取りやすかったし、値段も安かったので児童書と知りつつ購入。読み始めて、気付いたらもう読み終わってた。 「すごいな」というのが印象。 まず、女性が書いたということにすごいと感じた。 登場人物がそれぞれ魅力的だし、内容も濃い。 巧の精神的な強さに「おらんやろー、そんなやつ」と思われる向きもあるだろうが、 プロに行こうと思っている子供たちには巧のような子はいっぱいいるだろう。 とにかくすごさに圧倒されて、翌日書店が開くのももどかしく、6巻まで買いに走った私でした。 「バッテリー」売れているのは知っていたが、たかが児童書となめてたらえらい目にあった。 これが児童書?完全に大人向けの小説やん。 最近テレビでたまに見かけるあのおばちゃん、恐るべしやね。 参りました。
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