私が幼少の時(40年前)に立ち寄ったサンフランシスコの印象は,エリアの違いはあるものの,Tower of Powerの「Back to Oakland」の中に浮かび上がるイメージそのままの世界でした。今も「Back to Oakland」を聞く時,あの時の街の空気,街の灯りが揺れる情景がそのまま蘇ります。
それは、まさにこのアルバムのフィナーレ「Below Us, All the City Lights」(厳密には「Oakland Stroke」)そのものの世界です。
このアルバムが醸し出すムードは,このアルバムのジャケットが的確に表現しているように思います。
このアルバムでVocalを担当するLenny Williamsは,Tower of Powerの代表的作品,「Tower of Power(「What is HIP収録アルバム)」「Urban Renewal」,そして,この「Back to Oakland」の3作でLead Vocalを担当しています。又,この3作は,LocoとDavidの強力リズムセクションをはじめとして最強の布陣を配して作られたTowerの作品群中で最も充実した時代の傑作スタジオ録音アルバムです。
私は,人に「Tower of Powerの一枚を・・・?」と聞かれれば,個人的思い入れも込め,迷わずにこの「Back to Oakland」を推薦します。
アルバムジャケットと内容のイメージが一致している点も,私がこのアルバムをお勧めする大きな理由の一つです。