映画ファンには、忘れられない作品というのがある。
そして恐らく、本作についても手を挙げる人が多いのではないだろうか。ストーリー、役者、カメラ、スコア、演出まで
これだけ見事にマッチした作品は、そうは無いだろう。
DVDから待望の買い替え(というかDVDも入っているが・・・)で、久しぶりに観たが、画質・音質ともに
申し分のないレストアだと思う。暗いシーンでも奥行きがハッキリしたし、また炎のオレンジも凄い。
ミカエル・サロモンの撮影と、ハンス・ジマーのスコアに関しては、もはや伝説の域かも知れない(笑)。
メイキングで、スコアが入る前のラッシュに「ブラックレイン」のスコアを被せていたことから、ハンスに話が行ったことが
語られているが、こういう偶然がなければ、壮大な本スコアも存在していなかった、と考えると、やっぱりハリウッドは「運」だと思う。
俳優たちの演技合戦も素晴らしく、K・ラッセル&W・ボールドウィンの鬼気迫る芝居、S・グレンの怒り、D・サザーランドの悠然さ、
J・J・リーの可憐さにR・デモーネイの色気。そして御大・デニーロの凄みまで、炎以外のドラマも見逃せない。
惜しくも早世したJ・T・ウォルシュの狡猾さも必見である。
特典映像は2006年版DVDと同じで、SD収録だ。ここはHDでまとめて欲しかったなあ・・・・。
もう公開から20年経つのが信じられないが、本作は単なる娯楽映画じゃないので、今後も永く鑑賞される作品になるだろう。
星は文句なしの5つです。