2000年代編として、2冊目となった今巻は、次巻以降
と併せた続き物となっています。一気に読みたい方は、
次巻以降(もしかしたら、「1934年編」のように3冊になる
可能性も)が出るのを待ってから読むのも良いと思います。
今巻では、1930年代で登場したキャラたちがこの年代
にどうなっているかが解って、懐かしい気分を味わうこと
ができました。いつの時代でも変わらず登場し続ける不死者たち
と順調に世代交代している人たちが同居する構図がはっきり
見えてきたことは、長い時代の流れを織り込んだこの物語
ならではのおもしろさであると思います。
今回も、人が人を呼んで、複雑に入り組みながら、
どこへ流れていくのか解らない話の作りは健在で、新たな
登場人物たちの会話や行動を楽しみながら、さらっと読め
ました。
端々に出てくる過去の年代の物語とのつながりや、
そうした個々の流れの背後に見え隠れするような不穏な
存在の匂いなど、長い歴史絵巻を見ているような、伏線の
つながりを感じるような仕掛けが感じられて、どんな展開
を、今後見られるのだろうか、と読めば読むほど楽しみに
なってきました。
新たなキャラがもっと動くのを見てみたいですし、今巻
の謎がどういう方向で収束するかも、色々想像してしまいます。
次巻以降の展開とその行き着く先に期待ですね。