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バッカーノシリーズ本編シリーズは
会話の楽しさに加えて軽いミステリー要素も絡んで
非常にテンポの良い作品に仕上がっていますが
今作は少々話そのものに魅力が足りないかな?と思います。
ただ、シリアスな面も描写自体は上手く、全体のバランスは
悪くないですのでシリーズを通して購読されている方には
勿論オススメできます。
初めての方にはまずバッカーノ!1931~の前4作品が前提ですね。
禁酒法時代のマフィアものというテーマでありつつ底抜けに明るい
主人公たちに共感できたならこの作品をどうぞ。
バッカーノシリーズの魅力といえば、
多視点で語られるそれぞれのエピソードが重厚に絡み合い、
それが一つの大きな物語を作り上げていく疾走感と爽快感であるわけですが、
今作では、それが全く見られません。
ですが、その代わりに、閉鎖された村でのストーリー組みが非常に魅力的です。
本編の魅力が各キャラクタの行動の絡み合いのアクションだとするならば、
こちらの魅力は設定や、事情などの絡み合いのミステリであるといえるでしょう。
また、いつものバッカーノには無い、ハートウォーミングもありました。
ラストシーン(306p)のエルマーの一言はまさに鳥肌モノです。
1931系統の、バッカーノ本編が嫌いな人も、こちらはオススメです。
傑作。
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