ローマ特派員時代から、この記者の記事を楽しみに読んでいました。本が出たということでさっそく購入しました。読み終わって再確認したのは、バチカンというある意味で一般人がうかがい知れない組織に真正面から向き合い、誠実にレポートしようという筆者の姿勢です。イラクとローマを行き来しながら「宗教って何だろう」という疑問に苦しみ、知ろうと努力する誠意が強く感じられました。その場にいなければ知り得なかったエピソードも満載でした。文章も素直でわかりやすく、最初から最後まで一気に読めました。バチカンとかローマ法王について知りたいという初心者には、楽しく読めるガイドにもなると思いました。