さえない男の子の青春話です。だから、電車男にちなんでバス男なのかな?(さえないところ以外)全く共通点がないです。このタイトルはあんまりだと思います。そんな便乗をする必要のない良い映画です。
ナポレオンは自分を持っています。格好悪く、善人でもなく、変に計算高いところもあって、ナポレオンのかみ合わない日常は笑えるけれど、妙にリアルです。
世の中にはいろいろな価値観があって、それは大人になればわかるけれど、若いうちはそれが見えない。青春時代には、自分は自分でいいんだという自信や、逆に何が格好いいのかと迷走することは、時に滑稽で、嘲笑の的になります。だけれど、ナポレオンの(おかしな)奮闘は輝いています。
また、この映画には華やかな登場人物はほとんどいません。ダメな感じの人々でも、それぞれ人生の中では主人公なのだと思わせてくれ、そこに救いがあります。
自分を貫くナポレオンに、スカッとするラストで、「ああ、楽しかった!」と思わせてくれるいい映画です。
そして、エンドクレジットの最後まできちんと見ると、もっといいことがあります!
ちなみに実際のナポレオン(ジョン・ヘダー)は(意外にも!)、とても格好良く、いい男なんですよ。