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バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 (小説フランス革命) (集英社文庫)
 
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バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 (小説フランス革命) (集英社文庫) [文庫]

佐藤 賢一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

民衆の怒りがバスティーユ要塞を落とす!
民衆による暴動で、バスティーユ要塞が陥落。しかし勝利の余韻もつかのま、なかなか前進しない革命に、パリ市民から不満の声が上がり始め…。歴史巨編、急展開の第3巻。(解説/篠沢秀夫)

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/11/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087467600
  • ISBN-13: 978-4087467604
  • 発売日: 2011/11/18
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 42,963位 (本のベストセラーを見る)
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By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
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第3巻は、運命の1789年7月14日の前日から、パンを求めるパリの女たちの圧力に屈して国王がヴェルサイユからパリに移るまでを扱う。

本巻の約半分は7月13日〜14日に割かれる。なぜバスティーユが民衆蜂起の最大の山場となったのか、そもそもなぜ14日になったのか、そして民衆はどのような犠牲を払ったのか、教えられることが多く、かつ刻一刻と変化する情勢を前にして自分もその場にいるかのような臨場感を覚える。

しかし、7月14日の蜂起が革命となるか、単なる暴動と位置づけられるかは、14日の民衆の勝利だけでは決まらなかった。王が16日にパリを訪問し、8月に議会が封建制廃止を決議し、人権宣言を採択してもだ。軍隊という実力を持つ王がいつ革命弾圧に転じるともかぎらず、実際王の態度は曖昧であり続ける。

そこで、王の権限をできるだけ削ぐべしとする愛国派と、王の権威をもって革命を安泰にすべしとする王党派に議会は割れ、論戦は空転。政治も停滞。遂に台所を預かるパリの女たちがパンを求めてヴェルサイユに押しかけ、男たちの駆け引きを吹き飛ばし、国王を革命の捕囚としてしまうのは、突発的とはいえ痛快事だ。

王の権威のお墨付きを求めるミラボーの信条に、亡父との関係が投影していることが明らかになる等、歴史上の人物の内面が生き生きと描かれるのは前巻までと同じ。パリやヴェルサイユの天気まで筆が及ぶことも。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By INAVI トップ1000レビュアー
第3巻は、フランス革命の中でも、誰もが知っている「バスティーユ襲撃」「人権宣言」そして「ヴェルサイユ行進」を内容とする、最初のヤマ場になっている。

ヴェルサイユでの三部会から国民議会への動きに忙しいミラボーから離れ、いったん権力に対峙し勝利したことで、自分達も何者かであることを知ったパリ市民の動きが、活き活きと描かれている。

とくに、男の手や思惑を離れたところで、まこと勝手に進んでしまった形をとる「ヴェルサイユ行進」は面白い仕上がりだ。そこに、革命女としてのリュシル誕生が絡んでいるのも楽しいところ。

フランス革命は、最後まで右と左のシーソーを繰り返すが、単なるゲームと化すことに対して、ときに民衆が左右を超えた動きをすることで、展開のダイナミズムが生まれる。その力強さが第3巻では強く感じられる。
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