高木秋人と真城最高が苦心の末に生み出した作品「PCP」は、アニメにならない。編集からその事実を突きつけられ、動揺する二人。その揺らぎをさらに大きくするように、高木には白鳥シュンとの新たな作品の立ち上げの話が舞い込んでくる。
アニメ化できなければ亜豆美保との結婚もできない。焦る真城は、連載作家同士による読切競作フェスタに参加しようとする。しかし、高木は白鳥との連載立ち上げにかかりきり。意地になった真城は何とか読切のネームを描こうとするのだが、何を描けば良いのか思いつかない。
必死で作り上げた作品では夢が叶わないと知ったときの青年二人が、現状を打破するために、それぞれの得意分野で努力し始める。そしてその成果を競う、読切フェスという一種のバトル。
そんな締め上げるような緊張感を緩めるように挟まれる、平丸一也と蒼樹紅、編集・吉田幸司の物語が面白い。そしてこのとき、平丸と中井巧朗に対する、高木と真城、それぞれのスタンスの違いに着目してみるのも面白いかも知れない。