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バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫)
 
 

バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫) [文庫]

池上 永一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

沖縄の自然に抱かれ育った美少女綾乃が聞いた神様の御告げとは。豊かな伝承と少女の感性が見事にマッチした現代人必読の一冊!

内容(「BOOK」データベースより)

「ワジワジーッ(不愉快だわ)」ガジュマルの樹の下で19歳の綾乃は呟く。神様のお告げで、ユタ(巫女)になれと命ぜられたのだ。困った彼女は86歳の大親友オージャーガンマーに相談するが…。あふれる方言、三線の音、沖縄の豊かな伝承を舞台に、儚い物語の幕が上がる。第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1998/12)
  • ISBN-10: 4167615010
  • ISBN-13: 978-4167615017
  • 発売日: 1998/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私の島の話。 2004/8/11
形式:文庫
おばぁがイイ味出してる沖縄の話、というと「ちゅらさん」を挙げられる方が多いでしょう。でも私が断然オススメしたいのはこの本!「ちゅらさん」で描かれる沖縄には正直戸惑いしか覚えなかった(「本土からみた沖縄像」のお勉強にはなりました)私ですが、この本は素直に楽しめました。

潮の香をはらむ湿った風の渡る島、独特の年中行事を営々と続ける地方共同体の、ともすると窮屈な暮らし。廃止の声が上がるも立ち消え、いい悪いは別として未だ厳然と残る民間信仰(ユタ)。復帰後進んだ開発により海は遠いものとなり、宅地化が進んだ私の家の近くのさとうきび畑はすっかり消えてしまいました。しかし変わらないものもあります。お盆ともなれば、室内には仏壇に捧げられた果物のとろんと甘い香りと、お線香の混じった濃密な香りが満ち満ちます。そして遠くから響くエイサー太鼓。あちらの世界と対話をする人々を特段奇異に見る事もありません。事例によっては、家裁でユタの言葉が交渉カードになることも。

この本は、ファンタジーと銘打っていますが、ちょっと前の沖縄か、また今もどこかにあるかもしれない沖縄の生活の匂いがします。
沖縄はどんなところだろう?と興味をお持ちの方、ガイドブックと共にこの本をオススメします。……おばぁがサンシン弾いてる場面は、期せず涙がこみ上げました。Okinawa'CDをBGMにご一読下さい。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
読んだ後、亡くなった身内のことをいっぱいいっぱい思い出しました。楽しく笑えるお話、そして先祖に感謝する気持ち、故人を想う気持ちの大切さをリマインドさせてくれるステキな小説です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 これは、沖縄のゆったりまったりとした空気の中で、主人公の綾乃という少女が成長していく物語です。といっても、主人公が成長していくビルディング小説ではあるのだけれど、そこには一片の堅苦しさもなく、綾乃の友人で90前のおばあちゃんのオージャガンマーとの無茶苦茶なやり取りや、島一番の巫女であるガニメカとの戦い、神様相手にさえ平然と嘘をついたり文句を垂れる綾乃たちを見ていると、とにかく楽しくてリラックスできて笑えるお話で、ひさびさに南方の緩やかさを満喫できた一冊で大満足な一冊です。
 ちらりと書きましたが、この物語の中では、沖縄のもつ伝統的な宗教観や、スーパーナチュラルな世界が普通に当たり前の大前提で出て来ます。それは、作中でも語られているように、本土の人間たちとはかなり違う世界観であり価値観ではあるのですが、それの緩さや奥深いところの自然回帰や先祖崇拝の部分はなかなかに癒されるもので、こういう素朴さやおおらかさも大事だよなぁと共感いたします。 
 これは、この文庫版の解説で「ファンタジーといえば、トールキンにせよナルニアにせよ、北方の真面目に働くファンタジーが普通思い浮かべられるけれども、それだけではないことに驚く」という言葉にも繋がってきます。確かに一般的なファンタジーでは強い敵や脅威があってそれに対抗するために山に登ったり、辛い旅をしたりというのが定番ですが、こういう緩いファンタジーもとてもありだなと思います。
 特に世の中がこうも不景気なおりには、南の緩やかさや身体がほどけるような感覚がとても心地よいものです。
 
 蛇足ながら同じ作者で「風車祭り」というおなじ沖縄を舞台にした焼き直し的な作品があります。そちらは700ページ超の大作ですが、この本以上によりファンタジックでマジックリアリズム的な語りの不思議さがあり、終わるのがもったいなくなるような魅惑的な一冊です。
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10年くらい前に読んだ本
高校の読書課題で読んだんけど、 本当に夢中で読んだのを思いました!!

クラス中が、読んでいた!、... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: はる
著者の原点とも言うべき作品。泣きました
第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。もともとは、1994年新潮社から出版されているということで、もう20年近く前の作品。『テンペスト』、『トロイメライ』といっ... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: hamachobi
ヤマトンチュ(日本人)には理解不能かも?
40代のウチナーンチュの私にとっては身近過ぎる内容でした。私自身、沖縄を離れて客観的に沖縄を見たら、やはり異国だと思う。作り話の様だけど、真実も多く含まれてる。沖... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: しゅう
ラストではうっすらと涙も
最初はとても馬鹿馬鹿しくて話の成りゆきを心配してしまうのですが、しっかりとその世界に浸かった後に、ラストの感動へ導いてくれる。多くの著者の小説と同様、この本もその... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: vatmideo
しんみり…
読み進んでいくうちに、どんどん引き込まれていきました。
最後まで一気読みで。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: みぃ
活力が得られた
コザ出身で東京在住の私には、とにかく面白い。狭い島とゆったり流れる時間という素材からここまで展開させられる驚き。読み手に媚びない方言の多用。ルールや常識から逸脱し... 続きを読む
投稿日: 2009/10/12 投稿者: tanuki
なんて綺麗に
綾乃のとにかくテキトーな性格が面白い。
いまだかつてこんなに自堕落で、口が悪くて、純粋なヒロインをみたことがない。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/17 投稿者: 木下牛
破天荒なヒロイン
一読して夢中になりました。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/15 投稿者: sea
見えないものに思いを馳せる
何度読んでも新しい感動がある。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/21 投稿者: nameX
作者の死生観には共感できるが...
なんだろう、登場人物の性格が好きじゃなかったからか、あんまり入り込めなかった。それでも生きている家族や友人に忘れられてしまうと魂が消滅するという表現には共感できた... 続きを読む
投稿日: 2009/4/11 投稿者: taiper
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