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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
植田の幽霊使いすぎ,
By 脂身王子 "コタツ要らず" (東京都府中市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: バガボンド(30)(モーニングKC) (コミック)
武蔵編に関しては文句なし。
「天下無双とはただの言葉に過ぎない・・・」これを悟る武蔵の心理描写が、京都所司代との会話を通して非常にうまく表現されている。 今までがむしゃらに追い求めていた「本当の強さ」の答えが出た、バガボンドの中では重要な一巻であろうと思う。 それに反しておつう編は?である。 今まで死んだ人間が想念や残像のような形で何度か出てきたことはあったが、それは登場人物の心の裡から生じた迷いであったり苦しみであったり、それらからの解放であったりと、物語に深みを与えるためのものに必要なものが多かった。 だがこの巻での植田の幽霊はどうだろう?おつうの魂を70人斬りの戦場や投獄中の武蔵の元に連れて行ったり、心の中を自由に読んだりと、もうやりたい放題。ストーリーの辻褄合わせにかなり悩んだ挙句仕方なかったのかもしれないが、非常に興ざめしてしまった。 ラストまであと何巻続くか分からないが、出来ればこういった設定は避けてもらいたいものである。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おつうが健気すぎ,
By イザカ (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: バガボンド(30)(モーニングKC) (コミック)
「天下無双」について語る武蔵。久しぶりに読んだのですが相変わらずおもしろいです。
武蔵や沢庵、又八などはもちろん、小川、所司代の板倉など、脇のキャラもみな魅力的で、登場人物一人一人が好きになれるのがこの作品の良さですね(これは井上氏の作品すべてに言えますが) 相変わらず絵も素晴らしい。「バガボンド」は私が一番読むのに時間がかかるマンガです。それはもちろん、絵を、細部までじっくり見てしまうから。 この巻で個人的に一番印象に残ったのはおつうです。 28巻以降、おつうの出番が多くなってきました。この巻でも植田の幽霊に自分の気持ちをぶつけるおつうですが、彼女の武蔵に対する気持ちには本当に感銘を受けます。いい女すぎるよ。 私は原作の結末を知らないので何とも言えませんが、幸せになって欲しいですね。
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
陽炎。武蔵のたどりついた答え,
By
レビュー対象商品: バガボンド(30)(モーニングKC) (コミック)
斬り合いのシーンのような張り詰めたような迫力はないけれど、
とても面白く読めました。 あの長い、吉岡一門との戦いの末にたどり着いた境地、 誰よりも天下無双に近いと思われる武蔵本人が、 天下無双は陽炎だったという、自分なりの答えを見つけだす。 最近「最後の漫画展」を見ただけに、ここからの流れだったのかと、 とても感慨深かったです。 おつうの想い、光悦の想い、沢庵の想い、 武蔵や小次郎を取り巻く人たちの優しさに、ほっとします。 強さについて、やさしさについて、 欲や執着や後悔や諦め、 自分も迷いながら書き続ける作者の真摯な姿に、とても好感を持ちます。 そして、また歩み始めた武蔵の選ぶ道、 小次郎とまた交わるその時を、早く見たいです。
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