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バガボンド(25)(モーニングKC)
 
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バガボンド(25)(モーニングKC) [コミック]

井上 雄彦 , 吉川 英治
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

1年という時が、2人の生死を残酷に分かつ。伝七よ、その刀はもう俺には届かない。
伝七は、武蔵の中で斬られていた。何度も、何度も。残酷なまでの力の差は、自分だけが痛感していた。絶望を経て、伝七は“前”に進む決意を固めた。

著者について

井上 雄彦
1967年生まれ、鹿児島県出身。北条司氏のアシスタントを経て、1988年『楓パープル』でデビュー。 90年から連載を開始した『SLAM DUNK』は累計1億部を超える大ヒットとなった。98年より「モーニング」にて宮本武蔵を描いた『バガボンド』を大人気連載中!! 車椅子バスケを描いた『リアル』は「ヤングジャンプ」にて不定期連載中。
吉川 英治
明治25年8月11日、神奈川県生まれ。少年文学の傑作となった『神州天馬侠』をはじめ、生涯に『親鸞』『宮本武蔵』『三国志』『新・平家物語』『私本太平記』『新・水滸伝』等多くの作品を発表し続けた。昭和37年9月7日死去。

登録情報

  • コミック: 202ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/3/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4063725820
  • ISBN-13: 978-4063725827
  • 発売日: 2007/3/23
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 強者の宿命としての孤独, 2007/3/23
レビュー対象商品: バガボンド(25)(モーニングKC) (コミック)
前巻で棒切れで小次郎と戯れ合い、それによって自らの内面を掘り下げ、かつての自分には「理」があった、と“発見する”にまで至った武蔵。

だが、今回の伝七郎との再試合では「お前とはもう分かり合えない」と、闘いによって得るものが無いとまで吐き捨てるかのような武蔵がいる。非情だ。

かといって、いつまでもおつうへの想いを忘れず、幼なじみの又八の現在のていたらくを“見抜き”それに目を潤ませる純な武蔵もいる。これは沢庵も指摘する武蔵の優しい一面。

幾多の修羅場を経て、闘いに於ける非情さと普段の優しさを内面に同居させ、武蔵は人間的な深みが増したようだ。

ただ昔から変わらないのは、「殺し合いの螺旋」に邁進する余りストイックさを捨て切れず、孤独に葛藤しそこから逃れられない哀しい武蔵の姿だ。

果たして剣士武蔵はどういう「悟りの岸」へ漂着するのだろう?そこがこれから気になるところだ。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 二つの再会, 2007/12/3
By 
倒錯委員長 "今田祐介" (横浜市と夢半ば) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: バガボンド(25)(モーニングKC) (コミック)
バガボンド25巻。この巻では武蔵にとっての二つの再会が描かれている。

1つは伝七郎との再会。
伝七郎が思い知るのはわずか一年、されど一年という時間の残酷さだ。武蔵と伝七郎、2人にとってこの一年は同じ一年でも、
侍として全く重みの違うものだったのである。
達人と達人が合間見えると、戦う前に両者の間で勝負は決まるというのをよく聞く。
剣を交えずとも、お互いがお互いの力量を測れる眼力を持っているからだ。伝七郎も心の奥底では気づいている。自分は戦わずし
て負けているということを。
ここで彼に突きつけられているのは倫理的課題である。つまり自分の敗北を「認めること」。自分の死を確信しながらも相手と戦
うということである。
彼は一度はそれを否認して虚勢を張るが、それでは武蔵に届かない。けれども彼はその後に、あることを契機に自分の敗北を認め、
武蔵に敬意を表して挑みかかる。武蔵もその贈られた敬意に応える形ではじめて、真の意味で伝七郎と戦うことを決意するのだった。

もう1つの再会の相手、それは又八。
又八に我々が感じるのは過度な「人間くささ」だ。彼はまさに我々の映し鏡なのである。名を上げたいのだけれど、特
別な才能なんてないし、ここぞというところで及び腰になるそのどうしょうもなさ。そして何よりも私が又八に共感するのは、あ
からさまな彼の「嫉妬心」。
私たちは自分にないものを欲しがる卑しい生き物だ。そしてそれが手に入るのものあればいいものの、それが手に入らないもの
―例えば才能―であれば、その感情は薄汚い嫉妬心へと変貌する。

この一年、武蔵の活躍を影ながら見てきた又八の心の中では、嫉妬心の力を借りて、もうすでに実在の武蔵ではない武蔵の「幻想」
が増殖していた。その彼の中の幻想の武蔵は、絶対的なもの、もうすでに何もかもを成し遂げた神に近い存在なのだ。「とうとうや
り遂げたな」と言った彼は、武蔵にどのような答えを求めていたのか。それはおそらく「ああ、やり遂げた」という肯定の言葉だろう。
つまり又八は武蔵に、自分が負けたということを明確に知らしめて欲しかったのである。
それだけに再会した実在の武蔵の未だ衰えぬハングリー精神が、彼は許せなかったのである。

このように武蔵と又八は、又八が自分の中に描いた巨大な武蔵の幻想によってその再会を阻まれている。彼らは真の意味では再会できな
かったのである。このマンガは二人の再会を通して、再会の不可能性を描いている。
幻想についていえば、武蔵は武蔵で、その他者の幻想を抱いている。その相手はお通。彼は又八の暴言のなかでも、お通を汚す言葉だけ
は許せなかった。彼の言葉はお通本人ではなく武蔵の中のお通を汚したのである。
会えないだけに募る他者の幻想(妄想?)、それを武蔵と又八は体現している。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 強い人は皆優し、, 2007/3/23
レビュー対象商品: バガボンド(25)(モーニングKC) (コミック)
伝七郎との闘いも素晴らしいが、今作は又八との再開が見ものです。

懐かしい友人に出会えて嬉しい武蔵、

今や超有名人の武蔵に嫉妬にジェラシーむんむんの又八。

少しでも大きく見せようと罵倒をかますが空回り、最後に大嘘こいて武蔵にブン殴られる始末・・・・

後悔してる後姿が、妙に自分の過去に重なって親近感と虚しさが去来します。

歴史の偉人としての武蔵に対し、どんどん落ちぶれていく又八が人間ぽっさ、人間臭さを出してくれてます。

そしていよいよ次巻で吉岡門下七十余名vs武蔵!

又八との喧嘩で少々心乱れ気味の武蔵、当主を殺され怒りまくってる吉岡。

それでも戦地へ向かう武蔵!

「七十人だぞ!行くのか!?」

「馬鹿か俺は!!」

頑張れ武蔵!それ行け武蔵!!
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