2000年の上半期に「サンデー毎日」に連載されたものです。
連載当時は、全然知らなかったのですが、一度に22人分の対談を読むのは結構ボリュームあります。
赤塚不二夫氏は、既にアルコール中毒になっていて、対談中も寝込んだりしていたようです。
この対談集で特に印象に残りましたのは、野坂昭如氏、手塚眞氏、元フジオプロのメンバー(北見けんいち、古谷三敏、高井研一郎、あだち勉)、それに藤子不二雄A氏でした。
野坂さんはアルコール依存症で、お二人の対談は壮絶とも言える内容です。この迫力対談があって、シリーズ化されたんじゃないでしょうかね。
後は、やはり、漫画家同士の話が面白かったです。
手塚眞氏とは、どうしてもお父さんの話になりますね。赤塚氏がどれ程手塚氏を尊敬していたか、涙ぐむほどです。
実は、赤塚氏は、ある時期から漫画を描かないで、映画や舞台やお笑い芸といった方面にばかり向いていて漫画をやめたんじゃないか、と不審を抱いていました。
この対談を読んで、そうじゃなかったことが確認できました。
フジオプロの黄金のメンバーの対談も面白いですね。今やビッグネームばかりですから。こういう人たちの話を聞くと、やはり赤塚不二夫がどれほど凄い人だったか、伝わってきますね。
そして、藤子不二雄A氏が最後の対談相手です。途中、赤塚氏が寝そうになると、俺が変わりに赤塚の分も喋るから寝させてやって、と言ってます。
ココロが通じているのが伝わってきます。
アルコール中毒は苦しかったと思いますが、ギャグ漫画にすべてを注いだ人生だったのだな、と胸打たれました。
興味のある人から読んでも、順番どおりに読んでも、赤塚氏の人柄が伝わる内容です。