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100 人中、91人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
信頼ある,
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レビュー対象商品: バカはなおせる脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (単行本)
内容的に題名は「信頼ある脳を鍛える方法」となるが、これでは売れないので「バカはなおせる」となったのであろう。最近、マスコミで話題が多い「脳ブーム」に対応して、脳の最高権威という立場から、脳に関する最近の研究から、一般の読者に誤解をしないように間違った解説に警告するとともに、脳の活性化について現段階で行うと効果的な信頼性ある方法を平易に述べている。著者の久保田京都大学名誉教授は74才、「脳機能」の日本における最高権威であるという。任天堂DS用ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な川島隆太教授の指導者でもあるという。 まず、驚いたことは、「脳内汚染」の岡田尊司氏のゲームをするとドーパミンが増加し、それは麻薬と同じ症状だという説がおかしいようだ。著者によると、ドーパミンは脳の活動を活性化する。だから、ゲームも脳には好ましいいう考えである。正反対である。 著者は「現段階では普通のシツケの一環で、ゲームとうまくつきあいなさい、つきあわせなさい、というだけの話で、過度にゲームやネットを『脳を衰えさせるもの』『キレやすい性格にするもの』として恐れる必要はない。一定時間ゲームを楽しんで、予定通りやめて、別のことをできるように子供を教育したらいい。」ということか。 著者は運動や人との対応が脳の活性化に対して非常に重要であるということを強調しているので、ゲームのために、引きこもりになり、運動や他人との対応が減るとそのマイナス面が考えられると理解したほうが良いであろう。ゲームそのものではないのである。老人などは脳の衰え防止に効果的であるとさえ言っている。 このように、運動重視との関係で考えると「コンピュータが連れてきた子供たち」の戸塚氏の意見も久保田氏の言っていることとはそんなに変わらないことになる。 久保田氏はこの本の最後で、「ゲーム脳」を言い出した森昭雄氏をかなりきびしく批判している。森氏の脳波による実験では脳の働きについて何かを言うのは専門的に信憑性にかけるというわけである。 弟子?の川島隆太氏の計算ドリルや漢字の書き取りなどが「前頭前野を発達させる『かも』しれない」という限り問題ないが、「前頭前野を発達させる」と言い切られると、それはまだ科学的に問題だという。しかし、著者は、任天堂DS用ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は楽しみながら、前頭葉を鍛えられる「だろう」と推測できるのでおすすめするとある。品切れ続きの任天堂DS用ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」を最近ようやく手に入れただけにほっと一安心である。 「バカの壁」の養老孟司氏についてもコメントしている。専門的に間違っている点を2点ほど指摘しているが、著者もいうように、これは養老氏の論理に問題を与えるほどのことはないようだ。 著者は、脳の活性化のために、老人でもランニング(ジョギング)をすすめている。しかし、脳のほうはそれでいいかもしれないが、心臓は問題ではないのか。死亡事故がときどきある。そういう問題は、運動医学専門家を含め体全体の専門家の意見が必要なようだ。
38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
各年代で得るところがある内容,
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レビュー対象商品: バカはなおせる脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (単行本)
話の展開はやや散漫な感じで、本の作りとしてはそれほど良くできているとは思えません。しかし講演を聴いているような感じで堅苦しくなく、専門用語も適宜解説してくれます、ソフトで一歩引いた感じの語り口も楽しく読めます。本書では世の中で喧伝されている脳に関する常識を正しつつ、子育てや自分の「脳力」維持に重要な情報を提供してくれます。一時的な記憶であるワーキングメモリーの使い方や、見よう見まねをで発達するミラー・ニューロンの働きとその効用、意識的に「何かをやる/やらない」というGO/NO GOを教えることなど、日常的・経験的に言われてきたことが学術的な裏付けを持って説明して貰えます。 世代別の脳の鍛え方という見出しにあるように個人の能力維持や改善はもちろんですが、人材育成そして何より子育て・躾・教育に関して得るところが大きいでしょう。脳以前の人格形成が重要だということが分かります。各年代で得るところがある内容だと思います。 なお本書で珍しいのは同じようなテーマを扱う最近のベストセラーに対して、その筆者の研究経緯を踏まえて疑問を呈している点です。これは学会の重鎮でなくては出来ない所行でしょう。
28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
家族で楽しめる,
By つきうさ (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: バカはなおせる脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (単行本)
いま流行の「脳」関係の本ですが、ここまで内容が詰まっているのはなかなかありません。一般的に使える脳がよくなるテクニックはもちろん、そのメカニズム、生まれたばかりの赤ちゃんから定年退職後のお年寄りまで年代ごとに脳を鍛えるコツ、認知症やリハビリが必要な人向けの最新情報、最近の脳ブームへの提言、さらに脳をチェックするテストつき――と、どこから読んでも楽しめる盛りだくさんの内容になっていて、お得です。 うちは、子どもが生まれたばかりで義母が脳梗塞で半身麻痺でもあるので、どの章も興味深く読めました。 0歳の赤ちゃんから脳を鍛えることができるとか、高次脳機能障害の人でも脳の機能がどこまで回復可能かなど、それまで不可能だと思っていたことも、最新の脳科学の情報を元にアドバイスしてくれているので、非常に参考になりました。 赤ちゃんのいる方なら、久保田先生というと幼児教育で有名なのでご存じの方も多いかもしれませんが、幼児期だけではなくて一生使えるメソッドが語られています。 赤ちゃんにも、自分にも、自分の親の世代にも使える、家族で読んで楽しめる知識と情報の本です。 とりあえず、うちの子どもに本書で紹介されている「NO-GO(積極的に何かしない)」訓練とミラーニューロンシステムを鍛える(まねをさせる)方法を実践してみようと思います。
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