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そういう表面的なものはさておき、台詞回しのはっとするようなあざやかさに惹かれて読み返してしまう。あっさりしているようで心の通じあったやりとりが下手な恋愛小説なんかより濃厚で心をわしづかみにされてしまう。特にマニュは文学史上に残る名キャラクターだ。
社会道徳の規範から逸脱した二人組を描いたフランスの前衛的な女流作家が、モラルに囚われた結末を用意したのはちょいと幻滅した部分もあったりなんかして。アナーキーに暴れ回ってどんどん収束=破滅へ向かう道行きが見えてきてしまう儚さを描きたかったのは分かってるけれど、ラストだってぶっ飛んでていいじゃない。逆にそっちの方を期待して読んでいたので肩透かしではあったぞよ。随分昔のカルト級マカロニウェスタン作品『殺しが静かにやってくる』の超弩級ラストを見よ! もしかして、タイトルからして皆バカなヤツらばっかしなもんで、そのまんまな結末って洒落込んだ作者のお茶目さかもしれん(^_^;)。
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