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養老さんの答えも「唯脳論」以来一貫していますね。
この本を読んでいて感じたのは、養老さんもあとがきで言っているように、子どもの質問を通してその質問の背景にある大人たちの考え・行動に対して行っている一喝。それが小気味いい。もちろん自分も一喝される対象の一人ですが。
色々な質問を6章に区分けして答えているので、各章の答えに一貫性、繰り返しがある。養老さんが言う「脳は繰り返したものしか残さない」ということと理が叶っているし、読みやすい。
その中で語られていることは、ある考え・疑問に対して1対1で答えがあるように世の中ができていると思わないこと(=頭でっかちにならないこと)。答えを見つける為には、自然の中でで身体を使った生活をするのがいい。なぜなら、そのことが脳の入力・出力のループをしっかり作るから、ということ。やはり根本は「脳」です。
そうしたことが実現する社会はどういうものかは判らないけれども、今より人が人らしい社会生活をしている気がする(それはそれで苦労は多そうだけど)
「バカの壁」以来「バカ」と言う言葉が先行して、養老さんの言っていることの真意が伝わらないことが多くなっている一方で、養老さんの発言に共感する人も増えたとも思いますが、「バカ」を題名に入れるのはそろそろやめた方がいいのでは?ちょっと「売らんかな」が先行してきたような気がするので。
子ども達にも、子どもを持った親にもお薦めの本だと思います。
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