明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、クラス代表の雄二をたきつけて戦争を始める。
それは、学園が開発した試験召喚獣を使い上位組の教室を奪うという危険な賭けだった。
個人的に最近読んだライトノベルの中ではイチオシです!! それも自信の◎!!
クラス振り分け試験のテストの結果、最低のFクラスになった主人公が、理不尽な理由でFクラスになってしまったヒロインの為に一肌脱ぐ。
『バカ』の集まりのFクラス、個々の『テスト』の点数により、召喚戦争で用いられる個人の『召喚獣』の強さが変わってくる今作品。
当然、バカの集まりであるFクラスの召喚獣達が基本的に強いわけもなく、戦術や交渉で勝ち上がっていく様を描いた一巻。
あんまり手放しで褒めることが少ないですが、この作品はいい意味でバカで爽快感を味わえます。
バカなギャグや熱血、なにより主人公がヒロイン候補の一人に平然と窓ガラスの破損や消火器の使用の罪をなすりつけたりする。
だが、他の作品ではありえない展開にも違和感なく頷ける空気が今作にはある。
そして作中の合間にある瑞希、ムッツリーニ、明久のバカテストの解答は、この作品も見所のひとつだといえるだろう。一見の価値ありです。
主要メンバーである明久、雄二、美波、秀吉、ムッツリーニ、瑞希の個性が半端じゃない。
一巻から個々メンバーの掘り下げもなく、これほどの個性が発揮できるなんて信じられなかった。
この著者はデビュー作とはいえ、言動や行動で個性を書き分けるのが巧いなと純粋に感じた。
この作品はできれば設定や背景を難しく考えずに読むことをオススメしたい。
なぜなら、この作品こそまさに『考えるな、感じるんだ』という作品。純粋に、続編がすぐ読みたいと思わせる作品。