宮崎アニメ『ハウルの動く城』の原作者が描く最高傑作。100もの異世界を旅するゲームの世界から、少年達が脱出するには、戦うしかない……。誰にも結末が予想できない、壮大な冒険譚。
イギリスで生まれた少年ジェイミーは、弟と妹と暮らす普通の少年だった。古城と呼ばれる場所で、不可解なゲームをする“あいつら”に捕らえられ、ゲームの世界に放り投げられてしまうまでは……。鉱山の世界、大神殿の世界、戦場の世界、けだものたちの世界など、ひとつの世界から次の世界へとさまようジェイミーの旅がはじまった。この邪悪なゲームのルールは何か? もとの世界に、自分の家に帰ることはできるのか? ゲームに翻弄されつつも、彼は、故郷を失った奇妙な生命体ヘレンと、悪魔ハンター・ヨリスに出会い、同盟を結ぶ。「バウンダーズ」達は、必死でチャンスをつかみ、帰途を見いだす反撃の計画を立てるのだった。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
せつない…,
By カスタマー
レビュー対象商品: バウンダーズ―この世で最も邪悪なゲーム (単行本)
まるで自分もジェイミーといっしょにわけもわからず異世界に放り出されてしまったような気分になってくる。灰色のマントをまとった得体の知れない<あいつら>の不気味さと怖さにぞくぞくしたり、わがままで子どもっぽくてみえっぱりだけどなぜか憎めないアダムやヘレンたちの言動に思わず笑ってしまったり…。パズルのピースがひとつずつおさまっていくような展開で、最後までじっくり読まないと全貌が見えてこない。単なる子どもの冒険談ではなくて、実は自己犠牲とか自分や世界という存在の虚実とか、いろいろ深く考えさせられる話。ジェイミーの絶望とせつなさが胸に迫る。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
諦めではなく覚悟,
By
レビュー対象商品: バウンダーズ―この世で最も邪悪なゲーム (単行本)
ジェイミーは、イギリスで両親、弟妹と暮らすごく普通の少年だった。ところが古城で「あいつら」がしている、怪しげなゲームを目撃してしまったために、捕えられ、ゲームの中に放り込まれてしまう。 次元の違う世界へ次々と強制的に移動させられる中、故郷を失った謎の生命体ヘレンと、悪魔ハンターと名乗る少年ヨリスに出会う。同盟を組み、元の世界へ戻るために、「あいつら」に反撃することを決意した彼らは・・・・。 ダイアナらしい「多重世界」を、ゲームとして捉えた作品だ。 もし、自分たちの人生を、見知らぬ誰かがゲームの駒のように操っていたら、それを知ってしまったのに、『ルール』に縛られ、操られることに抗えないことになってしまったら。 「ハッピーエンド」というより、「一件落着」というラストシーンは、胸がぐっとしめつけられるような哀愁を感じる。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
おなじみの多世界の物語,
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レビュー対象商品: バウンダーズ―この世で最も邪悪なゲーム (単行本)
ジョーンズお得意の多世界の物語を、「ゲーム」という名を借りて描いている感じがします。つまり、今までは「魔法」という名を借りて描いていたのを、少し現代風?にアレンジした感じでしょうか。 やはり感心するのは、それぞれの「世界」のルールや生物たち、文化です。 想像力豊かに、匂いや風土を感じられ、よくこれだけの世界を創造出来るなと感嘆します。 ラストは少しさびしい感じがしますが、これもまたひとつの世界なのかもしれません。
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