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バウドリーノ(下)
 
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バウドリーノ(下) [ハードカバー]

ウンベルト・エーコ , Umberto Eco , 堤 康徳
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

『薔薇の名前』で世界の読者を魅了したエーコが、ふたたび中世を舞台に放つ物語。時は十字軍の時代。神聖ローマ皇帝フリードリヒの養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは……。エーコが遊びごころたっぷりに、史実と伝説と空想を織りまぜながらつむぎ出す破天荒なピカレスク・ロマン。話題のベストセラーがついに登場!(全2冊)

内容(「BOOK」データベースより)

今こそ聖なる杯グラダーレを返還するために司祭ヨハネの王国への道を切り開くのだ!―皇帝ひきいる軍勢とともに、バウドリーノと仲間たちはいよいよ東方への旅に乗り出すが、待ち受けていたのは思いもかけない運命だった。史実と伝説とファンタジーを絶妙に織りまぜて、エーコが遊びごころたっぷりに描きだす破天荒なピカレスク・ロマン。

登録情報

  • ハードカバー: 360ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/11/11)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4000244280
  • ISBN-13: 978-4000244282
  • 発売日: 2010/11/11
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 72,233位 (本のベストセラーを見る)
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By Garko
 上巻では、フリードリヒ赤髭王とともにヨーロッパにいたパウドリーノが、司教ヨハネの国に向かって旅立つ。彼が語る旅でみたものは・・・。日本人には、デジャブを感じるかもしれない。澁澤龍彦『高丘親王航海記』のアンチポデンス。高丘親王は東から海路で、パウドリーノは西から陸路で、違う宗教でも同じ目的を目指す。エーコと澁澤が同じルーツから取りだしたものは何か。ただ、エーコは最後まで書けたが、澁澤は喉の真珠とともに旅の途中で高丘親王と心中するするしかなかった。
 上巻が歴史的事実をもとに展開するのと比べて、下巻は歴史的事実のパウドリーノ的真実をから始まり、あとはめくるめく中世いや博物学の世界へ。
 澁龍ファンにはにんまり、荒俣宏ファンもうなずく下巻。こんな楽しみ方をできるのは、日本人の特権です。
 
 
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 聖地を目指す十字軍の途上、バウドリーノの愛する養父・神聖ローマ皇帝フリードリヒは謎の死を遂げます。
彼の志を引き継ぐため、バウドリーノは東方にあるという「司祭ヨハネの王国」目指して、11人の仲間と共に冒険の旅へ出発します。
 道中彼らが出くわすのは……キマイラ、マンティコア、岩石の流れる川、一本足の人間、頭なし人間、一角獣を連れた貴婦人、それにロック鳥……???
あまりに荒唐無稽な冒険譚に、聞き手のニケタスも、そして読み手のわたしたちも当惑せざるを得ません。いったいこれは真実なのか?それとも嘘なのか?それとも嘘を通して語られた何かの真実なのか? 分かりません……なにしろバウドリーノは「大嘘つき」なのですから。
 ファンタジーか、それとも推理小説かと楽しませてくれる展開はさすがエーコです。にもかかわらずこの冒険を実在の人物に聞かせて歴史のなかにもぐりこませる抜け目なさ。そして、冒険の人生の果てにバウドリーノが辿り着いた「真実」とは何か? おそらく期待を裏切られる読者はいないはず。
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By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
とにかく、ウンベルト・エーコの新作だってことで読んでみたけど、自分の世界史、特にヨーロッパ中世史の知識の無さに驚く。もっと自分に知識があったなら、もっと楽しめただろうに...

でも、こういう史実と虚構が入り交じった歴史ファンタジーって大好きなんよなぁ。とても楽しめた。

特に下巻の方は、上巻のフリードリッヒ・バルバロッサの所業中心の記述から、一転して、主人公であるバウドリーノとその仲間たちが、東方にあると言われる「司祭ヨハネの王国」を探し求める旅を面白おかしく描いてあって、とっても楽しめた。

行く先々で、バウドリーノたちが出会う不思議な生きものたち。おそらく、中世ヨーロッパの人々たちが思い描いていた東方の国とは、このような魔境だったのだろう。まさにファンタジックな世界だった。

こういう娯楽譚に教訓めいたものを求める必要はないのかもしれないが、ところどころ、エーコの筆には、現代の私たちが失ってしまった心性、不思議なものに直面したときの驚きを尊ぶところが込められているような気がする。
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