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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
翻訳本とは思えないほど日本語が自然で読みやすい。,
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レビュー対象商品: バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある (単行本(ソフトカバー))
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著者は48歳で、元Forbesマガジンオンラインのジャーナリストだったようだ。すでに英語版はアメリカで出版されていて、Newser.comによる「ビジネス書年間ベスト10」にランクインしたという。 日本語訳は非常にわかりやすい。 翻訳本はその読みやすさが訳者の能力によるところが大きいわけだが、英語特有の表現を日本人にわかりやすいように意訳しているためだろう。努力が見える訳出がある。 さて、内容について。 「バイラルループ」というのは、ウイルスのように情報が広がる現象をいうのだという。(バイラルループという言葉は私は知らなかったが、バイラルマーケティングという言葉は、一般語としてIT用語辞典には2002年に登録されている。) 書き方としては、具体的な政治家や企業の例を挙げて、それらが「バイラルループ」の手法をとり大きくなっていったという主張だった。 海外事情やIT企業に通じている人ならば、面白いだろうが、あまり日本では知られていない企業もあり、その辺は読み手を選ぶだろう。 さすが元ジャーナリストということで、事実については、かなり細かく書かれているが、あくまですべて『「バイナルループ」によってこれら政治家・企業はうまくいった』といいう具体例として書かれているだけで、最後は少々冗長にも感じた。 エピローグでは「地球もバイラル、人類もバイラル」と締めくくるのだがそこまで一般化していいのかと疑問も残る。 とはいえ、全体としてはこの業界が好きな私としては楽しく読めた。 詳細の説明は本誌に譲るとして、「バイラルビジネス成功の条件」として要件を抽出しているところは参考になった。 1.ウェブスペース 2.無料 3.統合化のためのツールを提供 4.コンセプトが単純 5.バイラルループの種を内包 6.成長が加速度的 7.バイラル係数が高い 8.成長が予測可能 9.ネットワーク効果 10.相乗効果 11.他の追随を許さない 12.究極の飽和状態 いずれにしても、海外のバイラル業界(?)を語るためのネタとしてはいい材料が多いといえるのではないでしょうか。 ちょっと知人に語ると「へぇ〜」と言われる内容ですね。きっと。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「バイラル・ループ」は読まないと損する,
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レビュー対象商品: バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある (単行本(ソフトカバー))
バイラル(口コミ)をいかに発生させる仕組みを作るかという本。バズマーケティング自体はそう目新しいものではないので、そんなに期待せずに読んでみたら予想以上によかった。■バイラルを利用して成功したサービスを解説している 本書では、最近成功したWEBサービスがいかに口コミを発生させたかの事例が数多く載っている。facebook、HotorNot、Paypal、など有名なものからあまり日本では知られてないイギリスのSNSの事例など。 読み進めていくと、近年成功したWEBサービスほぼ全てがバイラルを発生させる要素を含んでいることが分かる。 例えば、Twitterでfollowする人を薦めてくる機能もそうだし、Twitterというサービス自体、ユーザーが友人に利用を勧める強いインセンティブを持っている。最近では、ユーザーが自ら参加者を集めるインセンティブを持っているグルーポンもよい例。 ■バイラルを発生させる秘訣が書かれているわけではない バイラル係数とか小難しい単語を使用しているけど、この単語自体に大きな意味はない。バイラルを発生させる秘密が書かれているわけでもない。単純に、バイラルを利用して成功したWEBサービスの事例を数多く解説している本。 ただ、成功事例を読んでいるだけなのに、自分がサービスの設計とかを考えている立場だといろいろなアイデアが出てくる。 例えば、ユーザーが一人で満足するようなサービスよりも、周りに勧めてユーザーが増えると自分にも利益が出るシステム設計を強く意識できるようになった。よいサービスを作ればユーザーは周りに勧めたくなるものだけど、それだけでは評判が広まるスピードが遅い。 いかに、ユーザーが周りを巻き込むインセンティブを作り出すかという仕掛け作りが大切になる。本書では単純に成功事例や、様々な仕掛けを解説しているだけだけど、それでも最先端のマーケティング手法のヒントがたくさんあって面白い。 ■コミュニティ機能がなくてもバイラルは可能 この本を読むまでは、WEBサービスにはコミュニティ機能が重要だと思っていて、それと口コミマーケティングは同種のものみたいに考えていた。両者は密接に関わっているけれど、それぞれ分けて考えたほうがよいと思う。 たとえば、ペイパルはコミュニティ機能が強いサービスではない。けど、周りが使うと自分も便利になるというバイラル要素を持っている。このへんを本書を読むまでごっちゃにしていたので、上手いこと整理できてよかった。 ■ロングテール、フリーと同じぐらい重要 サービスを設計する人が役に立つ本として、ロングテールやフリーと同じぐらい必須の本だと思う。どの本も内容を一言で説明してしまうと至極単純だけど、様々な事例を読み進めていくうちに頭の中が整理されていく。そういう意味で3冊とも凄く似ている。
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5つ星のうち 4.0
ビジネス界での感染爆発条件,
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レビュー対象商品: バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある (単行本(ソフトカバー))
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ネットワーク・インフラの充実と参加者の増加を背景に、短時間に大規模の「感染」(要は、ビジネスの拡大)が可能になっているし、実際に起こっているという話である。例に挙げられている企業は、有名どころでは、イーベイ、ペイパル、フリッカー、フェースブック、ユーチューブであり、技術としてはウエブメールである。 知らなかったことだらけの本であったが、興味深かったことをことを列記すれば、 ・最初のウエブメール(hotmail)は、ジャバソフトの派生としてサビア・バティアとジャック・スミスにより生み出された(約4億ドルでマイクロソフトが買収)(第4章)。 ・イーベイは、最初は、ピエール・オミダイアが1995年にHPに組み込んだ一つの機能に過ぎなかった。1998年に株式公開し、時価総額は19億ドル。インフラ整備が追いつかず、再三の休止に見舞われたが、ゲートウェー社からスカウトしたメイナード・ウェッブが危機を救った(この辺の話はおもしろい)(第7章)。 ・ペイパル(マックス・レブチンなどが創業)はイーベイとは全く無関係の会社だが、安全確実な決済手段が必要だったイーベイのユーザーの増加とともに成長するという経過をたどり、最終的にはイーベイに買収された。当初は、厳しいセキュリティの用途がなく、企業にも関心を持たれなかった(第8章)。 ・フリッカーはタグ機能で差別化。最終的には、ヤフーに買収された(第9章)。 バイラル・ビジネスの成功の条件としてあげられているのは(p.86)、1)ウエブベース、2)無料、3)情報統合化ツールの提供、4)コンセプトが単純、5)ループが自然発生的、6)成長が加速度的、7)バイラル係数が高い、8)成長率が予測可能、9)ネットワーク効果、10)相乗効果、などである。 最近、本を読んでの感想は結構似ていて、アメリカでの最近の起業は、まさに「革新的」なものが多い。しかし、なぜ、日本ではそういう革新的なビジネスモデルが出てこないのかは気になる。 アメリカでは、いざビジネスモデルを思いつくと、資金的なサポート、ITインフラが手厚く存在するという違いもあると思うが、それ以上の違いが何かあると感じる。 なお、「COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 08月号 [雑誌]」は、「ツィッター時代の人脈力」という特集をしており、これも興味深く読んだ。
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