セス・ゴーディンは、前著『Permission Marketing』(邦題『パーミションマーケティング』)でインターネット時代のマーケティング手法について説き、続く『Unleashing the Ideavirus』は全米で絶大な支持を受けた。本書はその翻訳版である。
本書には、インターネットが持つ伝達スピードを利用した「バイラルマーケティング」(消費者にとって役立つアイデアをウイルスのように“伝染”させ、商品やサービスを猛スピードで広めるマーケティング手法)のアイデアが豊富に盛り込まれている。いま話題のWebサイトが、いかにしてアイデアを広めるためのしくみを作り上げたかに言及し、かつ彼らの犯した失敗やマーケターが注意すべきポイントを具体的に指摘している。さらに、スニーザー(くしゃみをする人:転じて、ここでは“アイデアウイルス”を広める役割を果たす人)をタイプ別に分類し、それぞれの性格を明示。個々のスニーザーを企業の思惑どおりに導くための方法論も提示している。
本書には、ビジネス書にありがちな堅苦しさはかけらもない。かつてベストセラーとなったトム・ピーターズの『エクセレント・カンパニー』のような語りかけの手法がとられており、楽しみながら最先端のマーケティング手法を学ぶことができる。(土井英司)
その答えは,日本で言うところの「口コミ」。電子商取引(EC)分野では斬新なアイデアが価値を生み出す。だが,そのアイデアを巨額のマーケティング費用をかけて広めるのは時代遅れ。「ウイルス(米国の発音でバイラス)の感染が自然に広がるように,顧客同士が良さを伝え合う環境やツールを作ることが何よりも大切」と説く。本書の書名は訳者がつけたタイトルで,原題は「Unleashing the Ideavirus =アイデア・ウイルスを解き放て」である。
(日経コンピュータ 2001/04/09 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
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着想や発想などとるに足らないと思っている部長や課長連には残念ながらこの本を読む機会はないかもしれないし、読んでも判らないだろう。本当の意味では。だから本当に価値を生み出していないところに膨大な時間(部下の)と金(会社の)を浪費してそれで自分たちは仕事をしている気になっている。
だから若い世代にはぜひこれに勇気を得て実践してもらいたい。
ただ惜しむらくは翻訳がひどい。訳者はいろいろゴタクを並べているが(まえがき)、わざわざ英語の発音に忠実に「バイラス」などと言!う!必要はまったくないのだ。残念ながら著者の狙った効果は得られていない。タイトルで「バイラルマーケティング」と「おっ?」と思わせる効果は勿論あるが、それ以降は「アイデアウィルス」でよいのだ。
内容は有益だがやはり悪訳の翻訳ものということで少々辛めに星3つの評価にした。
ではこの本の価値はというと、様々な成功(時には失敗) 事例から、読者自身が作ろうとしているビジネスモデル のインスピレーションを与えてくれるという点だと思い ます。
そして時にはアイデアのスパイスに、また
「ああ、自分の考えは間違っていなかったのか」
と確認する手段として自信をつけるのにも、大変 有意義な本だと私は思いました。
ただ、後半は明らかに事例集となっているため、半分く らい読めば十分かなという印象も同時に受けましたが...。
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