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バイオマス産業社会―「生物資源(バイオマス)」利用の基礎知識
 
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バイオマス産業社会―「生物資源(バイオマス)」利用の基礎知識 [単行本]

原後 雄太 , 泊 みゆき
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

日経BP企画

*バイオマス産業社会*
“再生可能”を特徴とするバイオマス資源と、石油などの枯渇資源とが決定的に違うのは、「原産地の持続性」と不可分であることだと著者は述べる。バイオマスを作り出す土壌や生態系や地域社会が安定していないと、「再生可能」でいられないからだ。

バイオマスの利用が自己目的化しかねない社会風潮をけん制し、原産地の保全と管理ができなければ意味がないと著者は主張する。

成功の事例として挙げるのは「畑で採れるメルセデス・ベンツ」だ。ダイムラークライスラー社は、アマゾンの原住民が行う、アグロフォレストリー(いろいろな野菜、果樹、樹木を一緒に植え込む農法)をサポートした。農家に、バイオマスであるヤシがら繊維を加工した自動車内装材(ヘッドレスト)の製造を委託し、ブラジルで生産するすべてのメルセデス・ベンツに搭載したという。


(日経バイオビジネス2003/2/1Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

これまでの公共事業に変わる農林産地の活性化・雇用創出と、国内で生産できる再生可能なエネルギー資源として期待されるバイオマス(生物資源)。農作物からつくる燃料からベンツ車の内装材まで、国内外のバイオマスエネルギー開発、バイオマス製品開発の最前線を取材した「バイオマス」利用についての包括的なガイドブック。

登録情報

  • 単行本: 301ページ
  • 出版社: 築地書館 (2002/11)
  • ISBN-10: 4806712485
  • ISBN-13: 978-4806712480
  • 発売日: 2002/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
バイオマス(生物資源)利用に関する入門書籍では、現時点では最適なものかと思われます。様々な特徴・基礎知識等を幅広く、丁寧な文章で紹介しています。バイオマスの特徴を大概すると、1,資源の少ないと言われている日本に実はたくさんある(自然が豊富)。2,温暖化防止につながる。3,バイオマスを原料としてエネルギー(エタノール燃料等)、素材、食料(何と古新聞からビタミンCを精製することも可能!)。などなど数え切れないほどの驚きと無限大の可能性を秘めているのです。日本政府においても2002年に「バイオマス・ニッポン総合戦略」を策定し、重要な科学・産業プロジェクトと位置づけています。また、本書の著者は「バイオマス産業社会ネットワーク」という団体を設立し、勉強会やホームページによる情報発信を行っているので、更に詳しい情報を得たい場合は参考になるかと思います。
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By カスタマー
形式:単行本
現在の石油に依存した経済産業には限界があります。では、具体的にどういう形で資源循環型社会を築けばよいのだろうか?という問いに対してこの本は「バイオマス」という切り口で答えています。「バイオマス」とは簡単に言えば植物に由来するエネルギー源のことで、これまで効率が悪いという認識のもと、あまり利用されてきませんでした。それがここ数年の技術革新でどれだけ変わり、実用的になってきたか、また、エネルギーの分野に限らず、雇用などの社会問題にまで踏み込んで述べられています。まさにバイオマスの包括的ガイドブックといえるでしょう。
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形式:単行本
農地や森林由来のバイオマスの利用について、特にその「原産地」である農地・森林そのものの持続性を配慮する視点を論じています。
また、新エネルギー導入の目的でバイオマスを導入するのではなく、農地や森林を適切にマネジメントするための手段として、バイオマス利用という「商品」を開発しよう、という視点にたっているところが、他の関連著書と決定的に異なっているところだと思いました。

化石資源依存型産業を代替する、新たな産業としての「バイオマス産業社会」の「枠組み」を提供する、という視点であるため、やや事例の枠組みが大きく、海外経験の少ない私には実際の地域におけるイメージがわかないところがありましたが(-1★)、それは他の著書に譲ればよいでしょう。新たな産業の「基盤」となる考え方を提供しているという意味で、興味深い著書だと思います。他の個別課題の実践本のアンブレラ的位置づけで読むとよいかもしれません。

なお、第1章は基礎的な問題意識が整理されていて、教科書としても使えると思いました。
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