バイオサイエンス(特に医学系)の人向けの統計学書。
いろいろ統計学の本を買いましたがこの本が最もお気に入りです。
本書の特徴は各統計学法に関してイメージレッスンと例題があることです。
特にイメージレッスンは便利でP=0.05,0.01となるような人工的なグラフデータをそれぞれのNについて例示してくれるため、どれくらいの分布なら差が出るかを直感的にイメージすることができます。自分のデータを見てPがどれくらいになりそうか予想がつきます。
例題は主に医学系の実際の研究例を示し、実際に検定をする手順が書かれています。
自分の実験群でどのような検定をしていいかわからない時にたまたま見たページで同じよう例があれば参考になります。また実際の計算過程も乗っているので理解しやすいです。
各統計手法別に独立した構造になっているため、知りたいところだけすぐに学べるのもよいです。
出版は1990年と古く統計は自分で手計算しなくてはだめだという時代の本ですが(今でも本当はそうなのでしょうが・・)、かといってがちがちの数学で固めているわけでもなく視覚に訴えるグラフがたくさん載っているので初学者でも充分に読めると思います。そういえばちょうどバブルのころの本ですね。
辞書的に使ってもらえばと思います。個人的には愛着のある本なので、改訂版が出てくれるとうれしいです。
これに加えて自分が使っている統計ソフトの本を買えば大体このことはできると思います。