前作「ハーメルンのバイオリン弾き」から十数年後の世界が舞台。
小さな(普通の)ヴァイオリンを抱えた次世代主人公(ハーメルの息子)と、
新主人公として大魔法使いに憧れ、裁縫道具を携えた少年シェルと妖精が登場する。
ギャグセンスは相変わらずブッ飛んでおり(誉め言葉)、懐かしいキャラも
多数登場するが、新規読者にも分かりやすい仕上がりになっている。
だが作者は一時期児童向け漫画をやっていたせいか、絵が妙に小奇麗になり
泥臭さは薄れ、説明過多な為にテンポが悪くなった、という印象を受けた。
(ストーリの説明もそうだが、ボケ・ツッコミともに過剰)
また表紙のデザインが、微妙な出来なのも気になった。
旧ロゴを彷彿とさせるタイトルロゴを使わなかった点も疑問(次巻予告参照)。
(チェロともコントラバスとも受け取れるシルエットは勘弁して頂きたいが)
描き下ろし漫画に旧主人公らも登場するが、個人的な欲を言えば本作1話の前の話
となる読み切り版の「〜外伝 それから…」を収録して欲しかった気もする。
これであとは、前作の「完全版」単行本が登場すれば文句は無い。たぶん。
これじゃなくて!
ハーメルンのバイオリン弾き ~最終楽章 歓喜の歌~ (ヤングガンガンコミックス)