私はアロマテラピーインストラクター資格取得のための勉強時に、
ラテン語やギリシャ語の学名をただ暗記するんじゃなくて、
音として読んだり、意味を知りたいなと思って本書を購入しました。
まさに私の希望にかなった本で、
精油・危険精油・キャリアオイル・ハーブティー・バッチフラワーの
一般名、英語名、科名、(時に和名)、学名とそのカタカナの読み仮名、属名の語源、種小名の語源、エピソード(豆知識)が書かれています。
エピソードはアロマテラピーの歴史の勉強にもリンクする部分があったので、覚える上ではとても助かりました(試験にはそこまで出ませんが)。物によってはパラケルススの特徴表示説なんかも載っていて面白いです。ハーブについてあらためて興味を持たせてくれると思います。
不満なのは、ハーブの絵がほとんど載っていないこと。載っているものでも、16世紀の本草書の木版画を使っているとのことなので(カバーにも使われていますが)、非常に渋い絵で、本物の植物のイメージがつかみにくいです。カラーページなしの、非オシャレ本です。その割りに値段はわりとするので、本当の辞書のように紙を小さく薄くして、プライスダウンして欲しかったです。
それから、読み仮名はおそらく発音を正確に表記しているからだと思いますが、そのため逆に解かりづらくなっている箇所もあります。たとえば、ミカン科の植物につく属名のCitrusは「キトルス」となっていますが、これは「シトラス」と表記した方がいいなと感じます。
これ一冊でハーブの勉強ができるという深い内容ではありませんが、少し掘り下げて勉強している方が、何冊か持っている本の中に本書をプラスして持っていてもいいと思います。
アロマやハーブについて人に教える時などにも、語源やエピソードは役に立つかと思われます。