表紙のキャノンダイヤル35を見て何て美しいカメラだと思ってくださった方はいらしてくれたでしょうか。個人的には、本に書かれている内容より、個性的で美しいハーフサイズカメラの数々が私を癒してくれました。レンズの周りのセレン部分がなんて哀愁を誘うのだろう。ファインダーの存在がなんという安堵を与えてくれるのだろう。ダイヤル35、コニカアイ、ペンEE、ヤシカハーフ17(ジャニーズがCMをやっていたのだ、「チャンスに強い1/800秒!」なんちゃって)、ペンS、EE、D、それにあの高貴なお姿の一眼レフ、ペンF(当時の私にはまぶしすぎたものだ、価格的にも高嶺の花だったが)、オートハーフはかっこよいとは思わなかったがユニークなプラスチック小箱のようで可愛いし(コダックインスタマチックを思い出したりする)、フジカミニも素敵、キャノンデミのユニセックス的な美しさはどうだ、純白のデミはキュートな女の子を見ているようだった。私のお気に入りはなんといってもデミS。デザインもよかったが何しろF1.7だ(ハーフ17もそうだけど、でもハーフ17は何か重そうだった、ジャニーズには悪いけど。♪でもいーんだ、いーんだハーフいちいななあー♪)。コンパクトデジカメを当たり前と思っていれば、決して理解できないと思うけれども、36枚撮りが72枚撮りになってしまう魔力。デジカメ簡単撮影ゾーンの山のマークが、ファインダー内に見えるのだ。撮影枠だって、お日様マークだって、アメンボだーって!(アメンボはさすがに見えなかった。でもいっぱい見えたのだ:しかもシンプルに。)個性的で、美しきやつらばかりだった!(キュートな女の子まで、やつらになってしまった)。ああ、初恋を語っているようだ。切ない、胸の動悸が高まる、もどかしい。…、少し冷静になりました。「時を超えるカメラ」もオススメです。こちらは、高貴なオリンパスペンFのお話です。