仕事での悩みが多く、「自分はなんで何事もうまくいかないんだろう・・」という気持ちから始まった「マイナス思考」が、最終的には心療内科にお世話になることに。結果は「うつの症状あり」とのこと。正直言ってショックでした。薬を処方してもらいましたが、「薬に頼りたくない!」という気持ちから、仕事が終わってから毎日本屋に行き、いい「アドバイス」がある本を探し続けました。このごろは昨今の厳しい成果主義や不景気により、精神科の先生方が書かれた「心の病気」に関する本がよく目に付きます。そういった本のタイトルや最初の部分を読んで「この本に今の自分を元気にさせてくれるアドバイスがあるかも・・。」と思って購入する日々が続きました。しかし、自分の気持ちを救ってくれるような本には出会えませんでした。そんなある日、目にとまったのがこの一冊。「ハーバードの教授の話か・・。」最初は読む気はなかったのですが、「はじめに」を読んだときに、「これからどうなるんだろう・・」という不安でいっぱいだったという著者の文章にビックリしました。「こんなエリート大学の生徒でも不安になるのか・・」という単純な気持ちからこの本を購入しました。まず、最初のエピソード。筆者と翻訳者の見事な文章力でハラハラドキドキしながら読み続け、そのエピソードの最後の章にあるアドバイス、「肩の力を抜くこと」の単純かつ当たり前なメッセージが私の心に深く突き刺さりました。正直言って、涙が出そうになりました。「なんでこんな当たり前なこと気づかなかったんだろう・・」そういう気持ちにさせてくれるエピソードばかりです。その後のエピソードも最後に深く心に突き刺さるものばかり。この本を読んでから、プラス思考に少し慣れたような気がします。別に仕事が楽になったわけじゃありません。でも、この本がある限り私は大丈夫!という自信を持つことができました。精神的に参っている方にもお勧めの一冊です。