ちょっと調べたいときに手元にあると便利、そんな一冊です。
多綜絖の織りを始めたばかりの人にとっては、ちょうどいい入門書ではないでしょうか。
内容は多岐にわたっています。全13章から構成されており、手織り機とその道具・織物の材料・組織・手織りの工程(木枠を使った織りやカードウィービングも)、織りのデザイン(色彩学も含む)、糸染め(絣の技法も)、ウールの紡ぎ、マフラーなどの小さな作品から着借家帯などの大きな作品例まで。
特に、組織図の書き方などの基礎部分にページが割かれていて、ろくろ・レバー・天秤、それぞれの組織図の作り方がきちんと分けて図説されている点など、親切な本だと思います。
紡ぎについても10ページほど割かれていますが、あくまで参考程度です。タイトル通り、織りに特化した、染色も「織りのための染色」という立場を崩していません
若干、内容が古いかなあと思うところもありますが、何かと役に立つ本です。