東京23区版のみを発売しているので見落としがちだが、23区に限って言えば、
どこの本屋にもある昭文社の各種の地図より、見やすく分かりやすい。
〔昭文社のものより良いと思う点〕
1)コンビニやファストフードでどのチェーンを表記するかの基準が、都内の店舗数を
基準にしており、全国の店舗数を基準にした昭文社のものより都内では使い易い。
2)昭文社の地図では余り重要視されていない、bookoffのような古本屋、TUTAYAのような
レンタルビデオ店から、パチンコ屋まで掲載されていて、街の実情が掴みやすい。
3)ショッピングセンターや病院の中にある店舗についても、きちんと表記されている。
4)地下鉄の出口の位置が、乗り換え駅だけでなく、全ての駅で掲載されている。
5)街区の色分けが、普通の地図ならば、たとえば『歌舞伎町』は全て同じ色を使う所、
歌舞伎町1丁目と2丁目は色分けされている。何でも無いことのように思うかも
知れないが、土地勘の無い場所では大変便利である。
6)上り下りで位置が離れていることが多いバス停を、上下で分けて記載しているので、
初めて行く場所で乗車するのに迷わなくて済む。
〔その他気づいた点〕
・2011年発売版から、ガソリンスタンドの記号がカラー化された代わりに、
ドラッグストアの表記が大幅に少なくなったのが残念である。
・コインパーキングが、タイムズ、三井のリパーク、NPCの3社のものしか
掲載されていない。また右折禁止や、時間帯による通行規制などは記載が無い。
・本屋が、かなり細かく地図上に全て表記されているのはちょっと煩わしい。
これは、どうやら当該の本屋に常時置いて貰うための営業上の理由である
らしいのだが、利用者側にはニーズは無い。
全く同じ頁数、表記で、1:12500の文庫分サイズの《ポケット版》と、1:10000で一回り
大きい《ハンディ版》があるが、《ポケット版》は、暗くなってから街灯の下で見ると、
字が見辛いので、携帯が苦にならなければ《ハンディ版》の方を勧める。
ただし、大きさは、文庫本の縦横1.3倍程度だが、本書は昭文社の『街っぷる』
シリーズのように軽量化は計られていないので、《ハンディ版》で400g弱と
結構重いのが欠点である。
※ 23区内に居住されているのなら、停電時に徒歩で帰る時も重宝する。
コンビニはもちろん、道案内となる交差点名も細かく表示され、
広域避難場所や、公園などの公衆便所がある場所もマークで示されている。