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ハンセン病を生きて―きみたちに伝えたいこと (岩波ジュニア新書)
 
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ハンセン病を生きて―きみたちに伝えたいこと (岩波ジュニア新書) [新書]

伊波 敏男
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「差別や偏見は、真実を知らないことから生まれる」ハンセン病回復者として若者たちと交流を重ねる中で、著者は真実を知ることの大切さを語ります。14歳で発病、学びたい一心で療養所を逃走、根強く残る偏見や差別に揺さぶられた日々。自らの体験を通してハンセン病問題とは何か、どう生きるかをともに考える一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊波 敏男
1943年、沖縄県生まれ。作家。一四歳からハンセン病療養所での治療を経て全快。その後、東京の中央労働学院で学び、社会福祉法人東京コロニーに入所。93年より約三年間、東京コロニーおよび社団法人ゼンコロ常務理事を務める。97年、自らの半生の記『花に逢はん』で沖縄タイムス出版文化賞を受賞。2004年より、信州沖縄塾を主宰し、塾長となる。以後、沖縄の近現代史を基礎から学ぶ特別講座を開講している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 210ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/8/21)
  • ISBN-10: 4005005748
  • ISBN-13: 978-4005005741
  • 発売日: 2007/8/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書
 過去において、日本社会が犯してきた、典型的な間違いの歴史のひとつに「ハンセン病問題」がある。
 2001年(平成13年)ハンセン病国家賠償請求訴訟の「勝訴」…この二文字に関係者の方々はどれほど感慨深かったことであろう。

 特効薬プロミンの登場によって、ハンセン病は治る病気になったにもかかわらず、強制隔離を法律の中心に据える考え方が継承されていたのである。「らい予防法」は199年(平成8年)ようやく廃止された。この時の国の謝罪にも多くの問題点があったことを本書は指摘している。

 本書の副題が「きみたちに伝えたいこと」とあるように、「ハンセン病問題を学ぶ」中・高校生向けに分かり易く、問題提起をしている。「差別」とは何か、「排除」とはどんなものかを考え、学ぶのに適当な書物である。

 著者自身がハンセン病療養所での治療を経て全快した、体験者であるだけに語る言葉に重みがある。沖縄屋我地島愛絡園からの「脱走が私の人生をひらいた」(第4章)「回復者として生きる」(第5章)人間に成長していく過程が述べられている。

「ハンセン病を理解するために」(第7章)誤解を解かなければならない。「遺伝病」ではない。「らい菌」による「感染症」であるが、その感染力は弱い、というはっきりした認識に立たなければならない。これまでの歴史で偏見に曝されてきたことも学ばなければならないだろう。

 現在新規患者数はほとんどないと言ってもいい。この問題に対する誤解・偏見を解き、正しい認識にを得るための分かり易いテキストと言えよう。
  
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