本作、「ハンザスカイ」作者、佐渡川準は一風変わった漫画家である、不良賛美の少年チャンピオン誌上においてつねに「不良」に警鐘をならし、彼らに人間としてまっとうに生きろというメッセージをあるときはギャグの形であるときはシリアスに真正面から伝えている、
佐渡川氏は実家が空手道場で本人も師範代のような役割をしていたと聴く、その「空手道」にたいする真摯な姿勢が氏の「まんが道」にも現れており上から目線のお説教ではなく、読者の目をまっすぐに見据えて説いていく、連載三作目だというのにまだまだ画力も構成も発展途上な印象があるが「のびしろ」もまだまだ感じさせる、なにより常に全力投球な作品作りには爽快感と清潔感が溢れている。
週刊少年チャンピオンという雑誌は非常に作家に対してドライな編集方針で知られている、ヒット作を生み出した作家が連載がおわった途端それっきり登場しない事が珍しくない同誌で第一作アニメ化、第二作打ち切り、となって第三作を連載、この事を観ても佐渡川氏がチャンピオン編集部からも一目おかれている事がわかる、「不器用で生真面目、溢れる正義感、でもカワイコちゃんにはちょいと弱い、」佐渡川準は正に理想の「日本男児漫画家」なのだ。