新宿PIT INNで公開レコーディングライヴをおこなったもののCD化。帯によると、「ハルトライブ」の意味は「春tribe」らしいのですが、でも、よくわかりませんね。すべてのセットリストが収録されているわけではありません。
当日、UA本人は、自分のパフォーマンスの不調を訴えていたんですが、でも、それほど悪くはない、と思いますよ。
選曲は、代表曲を網羅。ジャズ指向であることは
laと変わらず、この前ライヴ盤とのあいだで重複する曲もあるのです。でも、「情熱」もアレンジがちがいますね。とてもクルーヴ感があります。
今回はファンのあいだで人気の高い「ミルクティー」をひさびさに収録したことが大きいでしょう。ホーン・アレンジメントがいいです。スタジオ録音よりもいっそうシンプルでレイドバックされています。
わずか100人のお客さんの前でのライヴというのも、どこかに親近感を生みだしている、と思います。
ジャズ指向とも言えますが、オルタナティヴ・ロック指向とも言えます。スタジオ録音の再現ではない、日本で最高レヴェルのライヴ・パフォーマンスが展開されています。
近年のUAのツアーは、すべてライヴ盤を出してもいいほど、充実し、変化に富んでいましたが、でも、それほど売れなさそうという理由で、レコード会社も出さなかったのでしょう。今回、ライヴ・パフォーマンスの価値を認めて、このライヴ盤を企画してくれたレコード会社は、いい判断をしてくれました。数年前に、すみだトリフォニー・ホールだったか、人見記念講堂だったかで、「UA、ライヴ・アルバム出して」という客席からの声援にUAが「それはレコード会社に言うて」と答えたのを思い出します。