「ハルカ 天空の邪馬台国」は、
現代に生きる主人公の高校生「張政」と
ヒロインである古代の巫女「ハルカ」を軸にした
冒険ファンタジー小説。
作者は、90年代に家庭用ゲーム機で発売された
名作「天外魔境2の」のプロデューサー、
近くは
プレイステーションの名作「俺の屍を超えてゆけ」の作者でもある桝田省治氏。
本書の内容についての感想ですが、一言、面白いです。
まず、本書はかつて
お蔵入りになった「天外魔境3NAMIDA」のストーリーがベースとなっているのですが(本人談)、
所かしこに、日の目を見なかった天外3の設定(火の一族etc)が出てくるなど昔からの桝田ファン、天外ファンには涙物の内容になっています。
帯の広井王子氏の「これが天外魔境の原型だ。」に偽りなしです。
桝田ストーリーといえば非常に展開がスピーディーかつちょっとエロあり、敵にも憎めない奴がいたりと、単なる勧善懲悪では片付けられない奥深さが特徴ですが、
今回のハルカもその桝田節が全開!
具体的な内容はこれから読む人のために伏せておきますが、
本書は辞書並みの厚さにも関わらずぐいぐい世界に引き込まれて厚さが苦にならない位に読み込めるくらいの内容の充実振りです。
桝田氏を全く知らない人も楽しめる小説であると思いますが、
かつて天外魔境2、リンダキューブなどにはまり
天外魔境3を心待ちにしていた人にとっては間違いなく名作と言えます。
借金してでも買えと言っておきます(笑)。
最後に評価について内容は最高で本来ならば
★五つですが、
謎が謎のまま放っておかれた部分が多数あり、
早くそこを解明したハルカ2を出せ!
という期待を込めて★4つとしました(笑)