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ハルカ・エイティ (文春文庫)
 
 

ハルカ・エイティ (文春文庫) [文庫]

姫野 カオルコ
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

大正9年、関西生まれの持丸遥は淡い恋も経験しつつ女学校を卒業。見合い結婚という平凡な人生だったが、戦争が運命を狂わせていく --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

大正に生まれ、見合い結婚で大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な時代の波に乗り…。人生の荒波にもまれつつも、平凡な少女は決して後ろ向きになることなく、その魅力を開花させ、みんながハルカの天真爛漫なキャラクターに引き込まれていく。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。

登録情報

  • 文庫: 560ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/10/10)
  • ISBN-10: 416775309X
  • ISBN-13: 978-4167753092
  • 発売日: 2008/10/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 289,350位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
長編としては、2003年度下半期直木賞候補となった「ツ、イ、ラ、ク」以来二年ぶりの作品。著者初のモデル小説です。ただし、モデルは有名人ではなくて、一般人。大正生まれの女性です。
歴史に名を残すでもなく、またマスコミに登場するでもない彼女の半生は、しかし、僕にはうらやましい限りの個性的な人生として映りました。
もちろん、現代とは違って選択肢が限られた彼女の人生には、たとえば自分がしたいことを選んで進路を決めるような自由さはありません。逆に時代に流され、状況に身をゆだねざるを得なかった事の多い、彼女の人生です。それでも、僕が彼女の人生をうらやましく思えたのは(僕の読書に偏るかもしれないけれど)彼女が自分の個性を肯定し、限られた選択肢の中で自分の身の丈にあった選択をしてゆくところにあったように感じます。

自由と言われる現代にあって、僕は、本当は何をしたいのだろうかと考える事も多く、また、思うようにいかなくて悩む事もあります。でも、たとえば、ハルカのように生きることもできるのだと思えば、僕も、僕なりに、自分らしく生きる事ができる、そのヒントを与えられたように感じた一冊でした。

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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 孫ほどの年齢差がある小説家の姪が八十一歳になる伯母の「女の一生」を語る、という体裁。「あとがき」にもあるように、“孫ほどの年齢差がある小説家”ってのは著者本人であり、主人公ハルカのキャラクターやエピソードはある程度、著者の伯母の実像に近いようである。戦前、戦中、戦後を通した女の一代記ってのは、一昔前のNHK朝の連続テレビ小説のフォーマットでもある。序盤はほぼそのフォーマット通りに、物語は単線的に、しかも優等生的に進む。ほんとに朝の連ドラ狙ってるんじゃないかって思うくらい。ハルカは聡明で、誰からも好かれるようなキャラクターだし... 

物語がフォーマットから逸脱し、面白くなってくるのは、ハルカと旦那の大介の夫婦関係が練れてくる後半である。旦那も浮気、ハルカも浮気、でも現代的な夫婦みたいに冷え切ってる訳じゃなく、お互いをかけがえのない存在として慕い、敬う関係... 女の一代記ってフォーマットを取りながら、著者が描くのは、そんな不条理でかつ愛おしい“究極の他人”夫婦の機微である。最近はみんな「恋愛」の発展形として「結婚」を、あるいは「結婚」に至る過程として「恋愛」を捉えているけれど、ハルカのように見合いが主流だった時代、つまり「恋愛」より「結婚」「夫婦」が先行する時代にフォーカスしてみると、恋愛、結婚、夫婦ってものの本質的な意味がクリアに見えてくる。

 読み始めは、時代小説としてのリアリティみたいなとこにばかり目が行きがちなんだけど、半分越えてから終盤にかけてグングン面白くなる。恋愛、結婚、夫婦、さらには親子とか人生とか色々考えさせる、とても“現代的な”小説である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
祖母は大正生まれ、戦前・戦中・戦後を生きてきた。
死ぬまで楽しそうだった。
きっと、ハルカさんのような
自分の手に入る幸せの
範囲で人生を謳歌することを、
その時代の女として覚えたのかもしれない。

現在の20XX年代を生きるわたしたちは?
あふれる情報に、あれも欲しい、これも欲しい、
あれが足りない、これが足りない。

大正生まれの女性と重ね合わせながら自分を見つめる。
ある意味では”自己啓発”な小説なのかもしれない。
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まずまずおもしろかった
NHK朝ドラおひさまには、実は原作(原案)があったという情報があったので、読んでみました。作者の方がブログでTVをみた瞬間にそう感じたと書かれていたような記憶もあ... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: root
素敵な「女の一代記」
昔の話なのに、現代の若者の視線で語ったところに、作者の頭の良さを感じる作品でした。
投稿日: 2009/8/13 投稿者: ミラクルゆかり
主人公のモデルは著者の伯母さまだそうです
大正に生まれ、激動の時代を明るく生きた、ある女性の物語。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/7 投稿者: 夢追い虫
物足りなさを感じました
姫野カオルコさんの作品を読むのは初めてで、他がどのような作風なのかは知りませんが、この本は、読後に物足りなさを感じました。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/11 投稿者: 蒼い夢
ハルカ・エイティ
夫がどんな人だったのかがいまいち分からずに終わって
残念だったが、ああいう夫婦の形はうらやましかった。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/29 投稿者: xx
はっきり言って期待はずれでした。
ほかの方も書かれていますが、私もこの作品にはがっかりしました。戦前・戦中・戦後を生き抜いた女性の人生記という物語はよくありますが、そうした作品からでしか戦争を知ら... 続きを読む
投稿日: 2007/6/2 投稿者: sakusaku
意欲作ではあるが。
昭和と言う時代、戦争、それらを乗り越えてきた「ハルカ」の人生。女一代記ともいえる本作品は、「姫野カオルコにかかると、戦争もこんな書き方になるんだ〜」という、新しい... 続きを読む
投稿日: 2006/7/17 投稿者: 美花絵留
あれっ?
「あれっ?もう終わり?」

名残惜しくて、飛び出た言葉ではありません。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/26 投稿者: 小菊
夫婦(めおと)の心の通わせぶりを実に見事に描いた秀作
 小説家の秋子にはとても元気な80歳の伯母ハルカがいる。夫に先立たれて10年近い寡婦であるハルカの、これは「ラッキーな結婚にアタった」人生の味な物語。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/25 投稿者: yukkiebeer
昔と今と・・・
時代が離れていると、女性の立場も変わってきているけれど、

その本質は変わっていないということを感じました。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/2 投稿者: virgo
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