この旅の間中、私はずっと見えないアンテナでハリー・ポッターと交信をしているような気がしていました。「九月一日午前十一時、ロンドンのキングス・クロス駅」を出発する特急列車に飛び乗った時も、エジンバラの魑魅魍魎を闇雲に恐れてぶるぶる震えていた時も、ロンドンで<ハリー・ポッターの部屋>のような場所に不覚にも招待されてしまった時も、私はいつもハリーの存在を感じていました。
そして、旅のいちばん最後に、私は存在しないはずのハリー・ポッターから、奇跡とも思えるようなメッセージを受け取ったのです。それは、はっきりと目に見える形での奇跡でした。それが何だったかは――この本を読んでいただいて、ぜひとも私の驚きと喜びを、一緒に分かち合っていただきたいと思います。女性も男性も、若い方も年配の方も、ハリー・ポッターなんて知らないという方さえも、きっと楽しく読んでいただけることと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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気さくで平易ながら筆致に富んだ文章であり、また著者が自分と同年代で趣味趣向が比較的似通っていたので親近感をもって一気に読んでしまいました。
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