原作を出来るだけ、忠実に再現しようとしたんだなと感じさせる作りです。時間に限りがある映画なので、全てのシーンを撮るのは無理だけれど、そこには原作へのこだわりがちゃんと存在しています。丁寧です。ほんとに原作そのまま、丁寧に映画化したという印象。それだけに、“映画”としての発見や面白味には若干欠けますが、改めて見直してみると、そこここに溢れるファンタジックな味付けに、とてもわくわくしました。映像だからこそ、目の前に迫ってくるものがありますね。
今じゃ演じている本人達も成長して、物語も大人びた色合いが濃くなってきているようですが、1作目はまだまだ皆小さくてかわいい。膨れっ面のロンがいい味出しています。大きなマントに長いマフラー等、小道具にもハリポタならではのこだわりが感じられます。クィディッチ戦のCGは少し違和感がありますが、それでも楽しめました。ジョン・ウィリアムズによる音楽も映画を上手く盛り上げていて印象に残ります。
普通の駅の中にある不思議なホームや、魔法使い達が行き交う横丁など、イギリスが舞台だからしっくりくるのかなと思いました。これがアメリカだったら、ちょっと違ったかもしれません。ホグワーツの描かれ方にも、格調高いものがあるように感じられます。
1作目という事で登場人物や物語の背景説明に重点が置かれており、原作未読の方でも大体わかるように、見やすく作られています。導入部として見れば十分面白い出来。ファンタジーが好きなら尚更おすすめです。にしてもカエルチョコや百味ビーンズは、ちょっと食べてみたい・・・