どういう本なのかいまいち分かりづらいですが、かんたんに言えば関ヶ原時代前後の武将を中心にしたBL画集です。
各章に主人公となる武将をひとりとりあげて、その武将が(たまに攻めているものもありますが)基本的に総受けになる形でストーリーが進行していき、イラストの隣にはその状況を表すショートストーリーが掲載されています。
総受けですので、たとえば石田三成であるならば、大谷吉継・島左近・徳川家康・小早川秀秋などが相手になりますが、見ての通り複数人と関係を持つことになるので「多重カップリングが苦手」「この武将にはこの相手というこだわりがある」という方には当然お勧めできません。過剰なスキンシップ程度の絵もあれば、あきらかに肉体関係を思わせるものもあり、またショートストーリーでもそのような描かれ方をしているので、カップリングにこだわりがあるようなら内容についての情報収集をお勧めします。
主人公はほかに徳川家康・真田幸村・直江兼続・伊達政宗・宇喜多秀家・大谷吉継&島左近などがいますが、いずれもカップリングは統一されていません。攻めになったり受けになったり、相手役もバラバラです。
武将のビジュアルは基本的にすべての作家さんがバラバラです。また、創作戦国というよりは時代劇ボーイズラブゲームのキャラデザインのような感じ(髪がカラフル・さらさらロングヘアー・全体的にキラキラ等)なので、あまり戦国とかけ離れたデザインはイヤだという方は注意。
肝心のイラストですが、有名作家さんの絵がメインでそちらはとてもお上手です。大判ですので見ごたえもありますし、フルカラーなので美しい色合いが楽しめます。ただ、一部の作家さんがハイレベルな執筆陣に比べ、あまりにレベルが違いすぎて浮いているのが気になりました。