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ハムレット ゴーズ ビジネス / マッチ工場の少女 [DVD]
 
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ハムレット ゴーズ ビジネス / マッチ工場の少女 [DVD]

5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: ピルッカ・ペッカ・ペテリウス, カティ・オウティネン
  • 監督: アキ・カウリスマキ
  • 形式: Color, Dolby
  • 言語 フィンランド語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.66:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: アップリンク
  • DVD発売日: 2002/05/24
  • 時間: 156 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000065VTX
  • EAN: 4932487020720
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 130,764位 (DVDのベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


商品の説明

内容(「Oricon」データベースより)

アキ・カウリスマキ監督が贈る「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」「マッチ工場の少女」の2作品をカップリング収録した作品。

レビュー

製作総指揮: クラウス・オロフソン/カティンカ・ファラゴ 製作・監督・脚本・編集: アキ・カウリスマキ 製作: クラウス・ヘイデマン/ヤーコ・タラスキヴィ 撮影: ティモ・サルミネン 美術: ペルッティ・ヒルカモ/リスト・カリフラ 編集: ライヤ・タルヴィオ 録音: ヴェイッコ・アールトネン/ヨウコ・ルッメ 助監督: パウリ・ペンティ 音楽: レイヨ・タイパレ 出演: ピルッカ・ペッカ・ペテリウス/キアティ・オウティネン/エリナ・サロ/エスコ・ニッカリ/ヴェサ・ヴィエリッコ/シル・セッバラ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)

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カスタマーレビュー

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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 マッチ工場の少女 2003/8/30
アキ・カウリスマキの「敗者三部作」中、これは最も暗く救いようのない物語である。登場人物の受難を、皮肉な泣き笑いで物語るのがアキの映画だが、「マッチ工場の少女」については全く容赦がないのだ。

看板女優カティ・オウティネンが相変わらず無表情に演じるヒロインは、ささやかな幸福を求めてあがき、結局は信じ愛した者に裏切られてゆく。次から次へと不幸が襲うのは勿論アキの定番とはいえ、ブラックコメディというにはあまりにも悲惨である。結末に至っては絶句してしまう。

アキの作品には、テレビやラジオがよく出てくる。何度か見ているうちに気がついたのだが、「マッチ工場の少女」ではテレビで天安門事件が報じられるシーンが執拗に繰り返されているのである。

社会を変える可能性を信じて抵抗し、国家という巨大な怪物に為す術もなく踏み潰されてしまった人々の姿が、マッチ工場の少女に投影されていると感じるのは私の深読みだろうか。しかし、天安門事件の際に多くの人が感じただろうあの絶望感が、この映画にも漂っている。

アキは自分の主張を声高に表現するタイプの映画人ではない。それだけに、この天安門事件のリフレインは、重い。常に弱者を描いてきたフィンランド人監督の、この悲惨な事件を前にした心中いかばかりであったか。
アキ・カウリスマキの作品中、もっとも強く政治的なメッセージを感じる。個人的には、三部作中の最高傑作である。

裏切られ、踏みにじられ続けたヒロインが最後に試みる抵抗は、恐ろしくも痛ましい。
あれで彼女が少しでも幸せを感じられたのであればいいのだが。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By onijun
 カウリスマキの映画のいいところは、登
場人物が笑わないのがいい。一回も笑う
シーンが出てこない映画ってのも珍しいん
じゃないか。ほとんどの人が、苦虫を噛み
潰したような顔をしている。人生が苦痛で
しょうがないような人ばかりが出てくる。
中島義道じゃないけど、
「生きにくい、生きにくい」
とつぶやきながら、猫背で裏通りを歩くよ
うな、そんな感じ。妙な癒し効果がある。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 夢みる少女じゃいられない♪ 2005/5/29
「彼らは遠くの森の奥で飢え凍えて死んだのだ、そのように思えます。」(ガロン伯爵夫人『アンジェリク』の一節より)※『アンジェリク』は、ルイ14世治下の17世紀フランスを舞台に、貧乏貴族の娘アンジェリクが王権と宗教の力に屈せず、波瀾の人生を強く、華やかに生きぬく姿を描いた物語、原作は世界27カ国5000万人が読み、日本でも小説・漫画・宝塚歌劇団で公演されるなどした。
 上記一節の引用後、延々とマッチの製作工程(共産主義への隠喩としてか?)が流れます。主人公はマッチ工場で働く「不幸」な娘イリス。両親と場末の古ぼけたアパートに住み、家に帰れば家賃をせびられ、売春婦と罵られる毎日。誕生日に母親からもらうプレゼントは決まって『アンジェリク』の古本一冊だけ。彼女が現実を忘れることができるのは、束の間に小説を読むときだけ。彼女はアンジェリクに憧れる「夢みる少女」でした。
 周囲の冷たく無関心な人々。そして、ただ一度だけ好意を持った男からむごい仕打ちを受けたことをきっかけに、彼女の中で何かが芽生えます。それは、両親と同居するアパートを出る際、母からもらった『アンジェリク』を置いていく場面に象徴的に描かれますが、それと引替えに彼女は夢を叶えます。冒頭の予言「彼らは遠くの森の奥で飢え凍えて死んだのだ・・・」その言葉通りに。
 彼女の不幸は停まることを知りませんが、大袈裟に嘆いたりせず、淡々と描いていくところに監督のどこか温かい眼差しを感じます。仕事に情熱を持つわけでも、将来に夢を描くわけでもなく、寡黙に翻弄されていく様に不思議なユーモアが溢れています。天安門事件ニュース映像のしつこいまでの挿入は「夢みる少女」からの決別へのメタファーでもあります。もっとも、中国はいまだ夢をみつづけようとようとしているようですが。極北の片隅でささやかな幸福さえも得られない人々をアイロニカルに描いたアキ・カウリスマキの代表作。
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