シャマランに要求すべき時代でないことは明確であるが、ああいう広報をとるのならば、それなりの説明責任があるのではないか。『サイン』はまだ、笑えることで許せたが、戦犯はA級にならざるを得ない状態に達している。かつて最高の脚本料をとった新進気鋭の映像作家も若くして引退を選択すべきかもしれない。
※これより作品の内容に触れますので、まだ未見で上記文章を踏まえたうえで劇場に足を運ばれる方は閲覧をご遠慮ください。
いくらかの刺激が欲しくなる夏に劇場で涼みながら恐怖とラストのカタルシスを安易に要求できるのならば決して高くない。シックスセンスはそのうえ、多少ながらも感動をプラスしてくれた。
CMやHPのトレーラーなどを拝見された方は突然の死が何の理由かを求めるだろう。いわゆるラストのオチを期待するのだ。哲学的な要素や2,3度見なければ気付かない点があっても一向に構わない。見終えた後に“なんだかわからないけれど面白かった”と言える単純な答えが待っているのなら。開始直後に謎の死が連続し様々な方法でアメリカ北東部で自殺が起こる。急に立ち止まり、意味不明な発言を残して。マーク・ウォールバーグ(緊張感のない言葉が喋れるサルではありません)と妻、そして友人(レグイザモ)にその子供の四人は安全な地へと逃れようとする。途中多くの死者を目撃し、恐怖にかられながらも何とか人里離れた場所へ逃げ込むが・・・。
冒頭から、様々な形の自殺の連続。ヒッチコックの亜流を名乗るかのごとく、無駄なカット割りが目立つ。
途中、恐怖にかられる人家での発砲による子供の死などもあり、何とも不快感ばかりが募る。それでも昇華されるべきカタルシスがあっての過程だろうと、我慢はするものの、植物がどうだの、風向きがどうだのと嫌な予感は次第に高まり…。
ラストは一番やってはいけないと言われる『テレビなどの解説者が説明』を堂々と披露。妊娠検査薬(あえて書く!)はそれでも人類は愛により子孫繁栄をとかなんとかかんとか!?何かあるのではと、スタッフロール後に期待する観客を尻目に劇場には照明、ポニョのテーマが流れる。
メッセージを物語の細部にちりばめていますなんて、そんなものは劇場未公開のDVDにでも書いとけ!私の映画に対する嗅覚は年々衰える一方だ。
※この作品を支持されている方々に、不快な思いをさせて申し訳ございません。これは私の個人的な意見ですので、ご了承ください。