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ハプスブルク帝国1809~1918―オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史
 
 

ハプスブルク帝国1809~1918―オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史 [単行本]

A.J.P. テイラー , 倉田 稔
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現代ヨーロッパ国家の原像を探る。近代の中欧・東欧にまたがる大帝国=超民族的王朝国家が、内部にかかえる民族問題、近隣諸国との外交問題に苦悩しつつ、第1次大戦によって崩壊するまでの過程を描く。

登録情報

  • 単行本: 408ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1987/06)
  • ISBN-10: 4480853707
  • ISBN-13: 978-4480853707
  • 発売日: 1987/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 345,682位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 本書は、1809年から1918年までのハプスブルク帝国史を扱っている。しかし、読み進めていくと、本書は初心者向きではないことが分かります。というのは、まずは読みにくいこと。そして、読みこなすための知識がある程度必要になってくるからです(そこで、H.コーン、稲野強他訳『ハプスブルク帝国史入門』(恒文社、1982年)やG.シュタントミュラー、丹後杏一訳『ハプスブルク帝国史―中世から1918年まで―』(刀水書房、1989年)を先に読むことをおすすめします)。

 著書のA.J.P.テイラーはイギリスの著名な歴史学者です。また、『第二次世界大戦の起源』(吉田輝夫訳、中央公論社、1977年)を刊行し、「テイラー論争」を引き起こしたことで有名です。

 本書は、A)政治・外交を中心に展開されています。その中で活躍した人物たちが生き生きと描かれており、大変面白い!それは、テイラー独特の叙述によって一層際立っています。B)ハプスブルク帝国崩壊については、以下に示している。1)「ハプスブルク帝国の運命は、一八六六年の戦争(=普墺戦争)によって決定されていた」(326頁)とした上で、1879年の独墺同盟締結、ボスニア=ヘルツェゴヴィア占領・南スラブ問題やバルカン戦争を経て、第一次世界大戦の決断が帝国崩壊の決定要因としている。 2) 1867年以降に王朝(とりわけ、皇帝が帝国の領土を維持・拡大したいという考えが多分にあった)、ドイツ人、マジャール人が他の諸民族(特にスラブ諸民族)を支配した。だが、時代を経るにつれ民族問題が激化し、その解決策は連邦制を採ることである。しかし、実際にその解決策が採用されることはなかった。

 読みづらい面もありますが、とても魅力ある通史です!
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