歴史は好きだけど、世界史はイマイチよくわからない。「ハプスブルク家」ってあっちでもこっちでも名前が出てくる気がするけどどこでどうつながってるの?マリア・テレジアってたしかマリー・アントワネットの母親だったっけ、でもそれしか知らない・・・
私はそんな程度の知識しか持っていませんでしたが、この一冊で中世以降のヨーロッパ史の全体像と、その中で大きな位置を占めたハプスブルク家の役回りが大分見えてきたような気分になれました。
あっちこっちの国の王位を手中にした経緯や、特に混乱して覚えにくい「カール何世」などの名前も、肖像画を載せるなど絵や図を多用し初心者にも理解しやすい構成になっています。
もちろんその分、本格的に歴史を知りたくなったらこの一冊だけではとても足りないと思いますが、ヨーロッパ史に興味を持つ人への入門書としてはかなり役立つと思います。
余談ですが、著者は大分難しい言葉をよく使っています。単語の一つや二つ意味が判らなくても理解の妨げにはなりませんが、辞書を片手に読んでいけば国語の勉強にもなって一石二鳥です。