登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
興味深い名家の祝祭,
By
レビュー対象商品: ハプスブルク家の光芒 (ちくま文庫) (文庫)
ヨーロッパの名家ハプスブルク家が生み出した神聖ローマ帝国の歴代皇帝のうち、スペイン系ハプスブルク家の創始者、1500年生まれのカール5世から、第一次世界大戦の渦中に崩御した事実上のラスト・エンペラー、フランツ・ヨーゼフ1世に至るまでの一家の日常を、並外れてはいるが、滑稽な「祝祭」として捉え、また歴史に翻弄される一族のどうしようもない悲喜劇を興味深いエピソードを盛り込み、読みやすい文章で書き綴った「ハプスブルク」エッセイである。バロック大帝レオポルド1世とスペイン王女マルガリーテの結婚祝祭は、馬鹿馬鹿しくも1666年12月から延々2年間にわたって行われた。フランツ・ヨーゼフ1世の皇帝在位60年の祝祭記念パレードは、ウイーン市長が賛成しなかったにもかかわらず、帝国のアイデンティーを渇望するために強行され、結局は大成功した。しかし、後に残ったのは膨大な赤字の責任を誰が負うかということだった。 ゲーテが目にしたヨーゼフ2世の戴冠式の頃になると、神聖ローマ帝国はもはや「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらないグロテスクな組織体」といわれるようになってくる。ナポレオンがナショナリズムという病原菌をばらまいたことが、12の民族を抱える多民族国家・ハプスブルク帝国の民族主義に火をつけることとなった。 神聖ローマ帝国は、崩壊するべくして崩壊した。大帝国の歴代の皇帝が、ハプスブルク家というヨーロッパの片田舎から生まれた一族からのみ輩出したということがそもそもの問題であったのか。 本書は、ハプスブルク家と神聖ローマ帝国の歴史をある程度、勉強している者にとってはとても興味深く読めるものである。基礎知識があることを前提に論を進めている箇所が何箇所かあるからだ。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
主婦には高等?,
By
レビュー対象商品: ハプスブルク家の光芒 (ちくま文庫) (文庫)
アン・ブーリン、シシ、マリー・アントワネットなどの物語を読み、ヨーロッパの歴史に興味を持ちました。ので、ハプスブルグ家はその王政の原点と思い本書を購入。 ハプスブルグ家やその歴史を知るには本当に最適の一冊でしたが、いかんせん、まず物語と違って「言葉」が難しい。…主婦には(いいえ、主婦ではなく私には)。理解しようとしたので読むのに普段の倍の時間がかかったようです。けれど、大まかな流れは分かり(つもり)ました。一度とは言わず二度、三度と熟読したいと思います。王族の華麗ばかりではない苦労が偲ばれます。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|