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ハビビな人々―アジア、イスラムの「お金がなくても人生を楽しむ」方法
 
 

ハビビな人々―アジア、イスラムの「お金がなくても人生を楽しむ」方法 [単行本]

中山 茂大
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,650 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

インド、エジプト、イラン、モロッコ、シリア…。広ーい世界をゆっくり回って見つけたハッピー・ライフの数々。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中山 茂大
1969年、北海道深川市生まれ。上智大学文学部卒。在学中(探検部)、南米大陸6000キロをロバとともに縦断。出版社勤務の傍ら、『ロバと歩いた南米アンデス紀行』(双葉社)を著し独立。旅行ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 245ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/02)
  • ISBN-10: 4163722009
  • ISBN-13: 978-4163722009
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 18 x 12 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 左党犬 トップ500レビュアー
形式:単行本
 著者によれば、「ハビビ」とは、アラビア語で「身内の仲のいい関係」のことだという。著者が旅してきたインド、エジプト、イラン、モロッコ、シリアなど、西アジアでは、「ハビビ」優先の姿勢が、何よりも徹底しているようだ。
 つまり、「ハビビ」な関係と「ハビビでない」関係の二項対立。日本語でいってみれば、「ウチ」と「ソト」の関係ということだろう。

 私もインドやネパールは、バックパックーとして旅したことがあるが、著者と同じような経験もしているし、似たような印象ももっている。
 カネがなくてもハッピーに見える発展途上国の側から見ると、日本や日本人は世界的にも例外的な存在だろう。あまりにも素晴らしすぎて、逆にストレスがたまる日本社会。
 しかし、ちょっと引いて考えてみると、日本人だって「ウチとソト」を無意識のうちに区別しているし、いわゆる「世間」とそれ以外の区別もかなりハッキリしているのではないか。

 旅人としての著者の視線は当然のことながら、アウトサイダーとしての「観察者」の視線であって、インサイダーとしての「ハビビ」のウチ側の人間の視線ではない。現地人と結婚して「ハビビ」のウチ側に入った日本人女性の話とは根本的に異なるものだ。
 旅人の眼からは、「ハビビ」な人たちはハッピーに見えるが、なかにいるとうっとおしいこともあるのではないだろうかという気がしないでもない。たしかに、日本もうっとおしいが、日本以外だって、それはそれなりにうっとおしいのではないかとも思うのである。

 ただし、問題は、日本の場合、家族関係が西洋人並に崩壊してしまい「ハビビ」ではなく、会社の人間関係も「ハビビ」ではなくなっているということだろう。これはもはや不可逆的な流れなのだろうか? 「ハビビ」な家族関係へ戻ってゆくのは、もはやたいへん困難な道ではあるが、ハッピーになるための一つの方法であるかもしれない。

 著者は自分の経験や観察を補強するために、実に多くの本から引用を行っている。個人的な経験を知識に変換するための方法として旅は重要である。この本に紹介された数々の本を読んでみるのもいい。日本を異なる視線で見ることができるから。

 まあ、バックパッカーの旅行体験記として、気楽に受け止めれるべき読み物である。
 「アジア、イスラム」というのなら、インドネシアやマレーシアはどうなのだ?、とツッコミは入れたいところだが・・・
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By happybear0823 VINE™ メンバー
形式:単行本
「ハビビ」とはアラビア語で”最愛の人”、”仲の良い関係”という意味であり、”身内主義”であると著者は説明している。
欧米の行き過ぎた”個人主義”と対比させ、いかに「ハビビ」なライフスタイルが、のどかなノンビリズムであるかと力説しています。
喩え貧困な暮らしであれども、視点を変えれば、世知辛く堅苦しくタイムマネジメントされた中で暮らすよりは、よほど良い関係で生活が出来るんではないか。
たしかに、居住、仕事、道、交通などで、顔を合わす隣り合うもの同士が誰?ってことがよくある。
そういったことを感じなくなっていることに警笛を鳴らしているものだ。
本書では、中東だけではなく、インド、東南アジアといった圏内をバックパッカーとしてパートナーと一緒に訪れ、そこで触れ合った人びととの違いに気づき、各論をエッセイとして取りまとめたものです。
したがって、実際に見たまんまの主観より、その地に暮らす喧騒の人びとの行動や仕草、考え方を途上国であると批判せずに、現在の欧米文化に染まり個人主義を増長させる日本に対して、ゆとりがあり人とのふれあいの生活をもっと楽しもうと提案しているのです。
たしかに日本も往時は隣近所がおしょうゆの貸し借りをしていた頃があり、それと比べてみると、ちょっとしたことで立腹したり、競争心を煽ったりと個人意識の高まりの中で身勝手な行動が散見されるようになったと言えます。
合理主義は行き過ぎてはいけない、デジタル的よりも、もう少しアナログ的なスローな暮らしがあってもいいのかもしれません。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なず
形式:単行本
外国で飢餓や貧困、犯罪で虫けらのように人が死んでいくニュースを見るにつけ「あ〜日本に生まれて良かった」と思う。しかし毎年数万人もの自殺者を出し、引きこもり、ニート、派遣切り等々それほど住みやすい国ではないのも事実である。世界幸福度ランキングでは90位程度。結局のところ豊かだが幸せでなく、長寿だが自殺も多いということらしい。
この本は西洋的な物質文明を追い求めてきた日本人の「幸福感」とは異なる幸せのあり方を紹介してくれている。日本に住みにくさをを感じている人がいるとするなら、この本を紐解くことでその住みにくさが多少なりとも緩和されるのではないだろうか。
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著者です 0 2010/02/15
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