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ハバナの男たち 上 扶桑社ミステリー ハ 19-12
 
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ハバナの男たち 上 扶桑社ミステリー ハ 19-12 [文庫]

スティーヴン ハンター , Stephen Hunter , 公手 成幸
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1953年早春。カリブ海に浮かぶキューバはバティスタ大統領の独裁下にあり、アメリカの大企業やマフィアが進出して親米政権下で法外な利益をむさぼっていた。不満渦巻く大衆のあいだでは、弁舌の才と強烈なカリスマを備え、共産主義による政権転覆を唱える若者が支持を集めつつあった。その男とは―フィデル・カストロ、26歳。アメリカCIA中枢は、喉元の脅威を取り除くべく、極秘にカストロ抹殺作戦を立案。そこで白羽の矢が立った人物とは、われらがスナイパー、アール・スワガーだった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ハンター,スティーヴン
1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒。71年ボルティモアサン紙に入社し、書評担当者などを経て、映画批評担当となる。96年ワシントンポスト紙に移り、映画批評担当部門のチーフとして、現在に至る

公手 成幸
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 398ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2004/07)
  • ISBN-10: 459404753X
  • ISBN-13: 978-4594047535
  • 発売日: 2004/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
「極大射程」からはじまったスワガーシリーズ。親父のアール・スワガーを主人公とする作品となってから「悪徳の都」「最も危険な場所」に続き本書が3作目。今度はキューバ革命前夜のハバナでのスワガーの活躍の話であるが、作品を重ねるにつれ、このシリーズの魅力が薄れつつあるように思えてならない。
私自身の冒険小説オール・タイム・ベストの一つと考えている「極大射程」とそれにつづく息子の方のボブ・リー・スワガーを描いた4部作は、超人的な主人公の活躍も素晴らしいが、ベトナム戦争・父親の死のトラウマ、そして家族愛など、筋立てに深みがあった。親父のシリーズも面白いことは面白いが、息子のシリーズに比べ、勧善懲悪のカタルシスも、心理・背景描写の深みも、以前と比べ今ひとつに思える。主人公が何故、キューバでこのようなことを行うのかという切実さもない。
もちろん、他の凡百の冒険小説に比べると読む価値は十分にあると思うが、あのハンターの作品にしては読後感が薄いというのが正直な感想。
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形式:文庫
アール・スワガー、1953年のキューバのハバナに現れる。
スティーヴン・ハンターの“アール・スワガー・サーガ”3部作の第3作。

本書で、‘タフガイ’アール・スワガーとその息子で名うての‘スナイパー’ボブ・リー・スワガーと連なる、7作におよぶ壮大な一大“サーガ”はいったん終末を迎えた。

本書でアールは、地元アーカンソー州選出の下院議員エサリッジのボディガードとしてキューバ視察に同行することになる。だが、それは表向きに過ぎず、実はカストロを抹殺する“ビッグノイズ作戦”のために駆り出されたのだ。
その頃キューバは、アメリカの傀儡政権であるバティスタ大統領の独裁下にあり、イタリア系マフィアなどのギャング組織が進出して、違法行為に手を染めたりしていた。

本書の物語の中心は、アール・スワガーというより、カストロである。今でこそ、高齢のため健康状態が懸念されるカストロだが、当時はまだ26才、ようやく当局に目をつけられ始めたところだ。彼を軸に、ソ連の秘密工作員、アメリカ大使館、ギャングのボス、アメリカから来た殺し屋、キューバ軍情報部などが入り乱れて謀略戦や活劇の限りを尽くす。
アールも、いやおうなくその中に巻き込まれてしまうのである。

本書は史実と創作が錯綜し、アールをはじめ、架空の人物と実在の有名人たちが物語のなかで絡み合いつつ、多才なエピソードとともに展開してゆく、シリーズとしては異色の、国際謀略小説である。

しかし読者としては、ストーリーの中心をあくまでアールに据えて、このシリーズですっかり定着した、彼のガン・ファイトをはじめとするアクション活劇をもっと堪能したかった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hojo
形式:文庫
<アール・アンド・ボブ・リー・スワガー>シリーズの第7作目。このシリーズは時系列で発表されていないので時は”悪徳の都”、”最も危険な場所”の後の1953年、舞台は題名のとおりキューバ。太平洋の戦いで名誉勲章と5つの銀星章を得たアールはアーカンソー州警察の警官として8歳のボブ・リーとともに山に鹿狩りに出かけることが楽しみの生活を送っている。しかしキューバでは若く無鉄砲な弁護士のカストロが民衆の支持を集め始めている。カストロに危険性を感じたCIAは暗殺計画を立て、白羽の矢が立ったのは太平洋の英雄、ホットスプリングスでギャングを一掃したアール・スワガー。同じ頃ソビエトでもカストロに将来の可能性を感じ始める。彼に革命のイロハを教えるためラーゲリから一人のベテランスパイをキューバに送り込む。それだけではない、キューバ軍、キューバに資金源を得ているギャング、大企業がカストロを中心に入り乱れての大混戦を繰り広げる。その中でアールは無事、暗殺を成し遂げて息子の下に帰れるのか?海岸に逃走しようとするカストロとソビエトエージェントを山の尾根でウィンチェスターM70ヘビーバレルを抱えて待ち続けるシーンはこの作者ならでは秀逸さ。ラストの決闘シーンはこれまたボブ・リーにはないアールならでは。出てくる銃はどれも一癖も二癖あるものばかりでこの作者の真骨頂。この一冊でも革命前のキューバの雰囲気十分で買いに値しますが、やはりアールの人となりが重要なファクターです。”悪徳の都”、”最も危険な場所”を先にお読みすることをお勧めします。
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