作者さんの初単行本らしい、女の子二人組の旅(冒険の方が近いか?)漫画「ハナレビの楽園」第1巻です。
あらすじは内容紹介の通りで、運命という名の強制で目的地もよくわからない旅に出された二人の女の子の旅物語ですが、完全な記憶喪失だけど秋桜の歌が大嫌いな事だけはわかる桜子と、友達が好きだと言ってくれた歌を嫌われ、さらに襲いかかられて怖い想いをした秋桜の二人が旅をするわけですから、当然うまくいくはずもなくケンカして泣いて喚いて崖から落ちてと散々な目に遭います。そこから優しい周りの人々の助けを借り、少しお互いのことを知って、一緒に旅を続けようと言えるまで仲良くなったところで1巻はおしまいとなりました。
正直なところ、何故二人で旅に出る必要があるのか? 何故二人が離れると死ぬのか?など根本的な謎に全く答えが出ておらず、全てを知っていると思われるイマクニも「決まり」「定め」を繰り返すばかりで説明すらしない設定ありきのごり押しには多少辟易するところもあります。
ですが、それをさておいても二人がこれからどのような成長を見せてくれるのかには興味が湧きますし、その物語の中で様々な初期設定が見事に回収されることを期待して続刊を待ちたいと思います。