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ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5
 
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ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5 [単行本]

田中 啓文
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

青春落語ミステリー、波乱万丈の最終巻!

苦し紛れの一発ギャグで売れっ子タレントになった笑酔亭梅駆こと竜二。事務所からは落語を封印され、ストレスが溜まる一方。ある日、バイク事故を起こして噺家の命である声を失ってしまう・・・・・・。

登録情報

  • 単行本: 376ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/10/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087714268
  • ISBN-13: 978-4087714265
  • 発売日: 2011/10/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 203,913位 (本のベストセラーを見る)
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By suihou トップ50レビュアー
Amazonが確認した購入
ずっと待っていた五巻が出ました。元ヤンで鶏冠頭の若手落語家、笑酔亭梅駆こと星祭竜二が日常の謎をといていた第一巻から話はどんどん遠くなり、爆笑とバイオレンスに彩られた修行道中が描かれるなか、今回は何と偶然の一発ギャグがあたって、竜二は売れっ子タレントになってしまいます。
 ギャグを認めない師匠からは落語を禁じられるは、兄弟子からはギャグの盗用で訴えられるは、突如出現した小学生の「兄弟子」から落語対決を挑まれるは、さんざんな目にあう後半からラストにかけての盛り上がりの勢いは凄いです。

 落語の芸を正面から取り上げるシリーズではありませんが、一章ずつが落語家という食えない人種を描いた濃いドラマになっていて、それぞれに落語的オチがつくのが巧く(「堀川」「上燗屋」「二番煎じ」「狸の化け寺」など章題も噺をテーマにしています)、ことに「花筏」の章で、どっきりカメラに翻弄される竜二のどんでん返しがたまりません。

 そして今回も見所は、酔いどれ師匠梅寿のあいかわらずの暴君ぶりと、その裏に隠された優しさのコントラスト。このシリーズ読んでほんとうによかった、と思えたのは最終章、落語家としての絶体絶命の危地に立たされた竜二を、谷底にさらに蹴落とすかに見える師匠の叱咤が一転・・・・泣けました。
 芸ってこれやねん! 思わず自分も関西弁になって膝をたたいてしまいました。

 全体を通じて、竜二の両親を名のってあらわれる詐欺師たちが話の伏線となってゆくのも目を離せないところ。
 シリーズいよいよ絶好調です。
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トサカ頭の駆け出し落語家、笑酔亭梅駆が巻き起こす騒動の数々「第5弾」。
それぞれ落語のタイトルにひっかけた章立てのハナシが、面白い。
師匠の笑酔亭梅寿は大酒飲みの暴力爺だが、関西落語界の大御所で大名人。
梅駆はヤンキー上がりのアンちゃんだが、実は隠れた才能があるらしい。

作中、「一発芸のギャグで一躍人気者になる梅駆」というのも、
現在の吉本頼みのTVのバラエティに釘を刺しているようだ。
本書の楽しみの一つが、落語を聞いているような語り口だ。
今の芸人の関西弁のせわしなさに慣れた耳には、ほのぼの懐かしい。

最終章など言葉の持つ力をも、改めて考えさせてくれる。
現代があまりに、言葉が軽くなっているからであろうか。
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